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     3月31日 千葉 

    全国から成田市・赤坂公園に四六〇人結集

    
 市東さん「最後まで天神峰で農地を耕す」と表明

      裁判勝利、強制執行阻止の陣形構築しよう


   
 三月三一日、「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒! 3・31三里塚全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で開催された。会場の成田市・赤坂公園には、全国から四六〇人の労働者人民が結集した。赤坂公園は、成田ニュータウンの中にある公園で、周辺には成田空港関連の労働者が多く居住している地域だ。
 午前一一時すぎ、二期阻止全国共闘と統一委員会による本集会に向けた前段独自集会が行われた。反帝戦線が司会をし、首都圏労共闘、学生戦線、統一委員会行動隊が決意表明を行い、本集会に臨んだ。
 正午すぎ、司会の木内敦子さんのあいさつで集会が開始された。
 主催者あいさつに萩原富夫さんが立った。萩原さんは、昨年一二月の千葉地裁の請求異議裁判不当判決を弾劾。そして、東京高裁での控訴審勝利に向けて闘いを強化していこうと訴えた。さらに、成田空港会社による空港機能強化―飛行時間の拡張、第3滑走路建設は、空港周辺住民を騒音公害にたたき込み、環境破壊である。福島原発事故後の福島の現状や、沖縄・辺野古の新基地建設と同じ国策攻撃だ。戦争につながる空港建設を阻止しようと訴えた。
 つづいて伊藤信晴さんが基調報告を行った。基調報告は、第一に本日の集会が「東京高裁に移った請求異議裁判闘争に勝利し、強制執行を阻止する総決起集会」であると打ち出した。そして、東京高裁に攻めのぼる一方で、六月三〇日に三回目の樫の木まつりを開催する。第二に、空港機能強化策動に対し、生活と郷土を守るために立ち上がっている住民の怒りと不安を共有して、共に空港機能強化粉砕・第3滑走路阻止、軍事空港を阻止しよう。第三に、五三年目に入る三里塚は、農地を守り、改憲阻止の先頭に立つ。
 闘いの陣形をさらに広げ、決戦に勝利するために、きたる10・13全国総決起集会を開催することを宣言し、参加者全員の万雷の拍手で基調報告が確認された。
 連帯あいさつでは、動労千葉、関西実行委員会の発言につづいて、厳しい弾圧の最中、駆けつけた全日本関西地区生コン支部の福島さんが発言。福島さんは、正当な労働組合の組合活動を圧殺するための警察権力の弾圧に、決して屈しない決意を明らかにした。
 壇上に天神峰の市東孝雄さんが立つと、会場から、ひときわ大きな歓声と拍手があがった。市東さんは「安倍は大嘘つきです。(沖縄の辺野古新基地反対の怒りに対し)『真摯に向き合い寄り添う』というがどこが寄り添っているのか。国策に対して国家権力の横暴さが増した攻撃が続いている。しかし、誰かが声をあげなければ、なにもしないうちにやられてしまいます。ですから、みなさんも声を上げてもらいたい。関西生コンに対する弾圧は絶対に許すことはできない。これからも労働者・学生・市民とともに団結し、三里塚勝利の日まで『闘魂ますます盛んなり』の言葉と共に勝利まで闘います」と不退転の決意を明らかにした。
 反対同盟顧問弁護団が壇上に立ち、裁判闘争勝利にむけた決意を明らかにした。市東さんの農地取り上げに反対する会、市東さんの農地を守る会、全国農民会議の発言につづてい、婦人行動隊の宮本麻子さんによるカンパアピールが行われた。
 途中、趙博さんによるミニライブが行われた。
 沖縄からの訴えでとして、沖縄の市東さんの農地を守る会で名護市議会議員の川野純治さんが発言に立った。川野さんは、市東さんの農地強奪攻撃に対して共に闘うことを確認。辺野古新基地建設をめぐる攻防について報告した。県民投票勝利の意義を確認し、防衛相岩屋の「沖縄には沖縄の民主主義があるかもしれないが、日本には日本の民主主義がある」という発言に対し、沖縄では怒りが巻き起こっていることを明らかにした。「闘うことでしか勝利はない」「三里塚が頑張っていることが沖縄でも力になる」と話した。さらに県民投票が行われた二月二四日当日に、天皇在位三〇周年式典がおこなわれたことを怒りをこめて批判。「辺野古は全国の闘いと一緒になって闘う」と結んだ。
 福島からの発言につづいて、住民団体、市民団体の発言が行われた。
 共闘団体の決意表明で、壇上に立った統一委員会の同志は、請求異議裁判の千葉地裁髙瀬判決を弾劾し、天神峰決戦本部に結集して闘う決意を表明。成田空港会社の夜間飛行時間制限短縮、二二時台便数制限撤廃を強く批判した。そして、今春期の政治闘争方針として、辺野古土砂投入阻止、「天皇代替わり」攻撃に対する闘い、新天皇―トランプ会談反対闘争、六月G20大阪サミット反対闘争を闘うことを宣言した。
 後半の司会を担当した太郎良陽一さんが行動提起・デモコース説明・ガンバロー三唱をおこなった。
 いよいよデモ行進だ。赤坂公園から、西口大通りをJR成田駅方向に向かい、北囲護台児童公園までのコースだ。反対同盟を先頭に、成田ニュータウンの住民の注目を集め、裁判闘争勝利、強制執行阻止、安倍政権打倒を訴え、デモ行進を貫徹した。




 

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