共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     4・27―29、5・1 関西

    「天皇代替わり」反対

   
     関西で連続行動闘われる
    
       

    
 天皇アキヒトの退位(四月三〇日)、ナルヒトの即位(五月一日)を前後して、「天皇代替わり」と闘う集会が関西では連続して取り組まれた。以下に、まとめて報告する。
 四月二七日、エル大阪で「天皇代替わりに異議あり! 関西集会」が、「天皇代替わりに異議あり! 関西連絡会」の主催で行われ、二〇〇名を超える労働者・市民が参加した。
 集会第一部では、評論家の太田昌国さんが「私たちは、即位・退位とどう向き合うのか?」という題で講演した。連帯労組関生支部の「組合つぶしの弾圧と闘う」アピールに続き、第二部では①教育現場、②靖国遺族、③宗教者、④労働運動(二団体)という四つの現場からの闘いの報告が行われた。
 四月二九日には京都教育文化センターで、「第五二回『建国記念の日』不承認2・11京都府民のつどい実行委員会」と「第四〇回『紀元節(建国記念の日)』を考える2・11京都集会」との共催で、「天皇代替わり問題と『昭和の日』を考える京都集会~日本の侵略戦争・戦争責任を考える~」が開催され、約一五〇名が参加した。
 立命館大学名誉教授の岩井忠熊さんが講演し、近代日本の軍国主義化の中で天皇制も強化されてきたこと、戦後の天皇代替り儀式も「登極令」(一九〇九年制定)通りに進行するなど、戦前・戦後を通じて一貫して「現実課題から超越した存在」として天皇が位置づけられてきたことを暴露した。続いて、①学校教育、②徴用工問題、③「慰安婦」問題、④戦争「遺族」という四つの課題の現場からの報告があり、会場全体で活発な討論が行われた。
 五月一日、京都府部落解放センターで「天皇賛美を許すな! 5・1京都集会~NO! 憲法違反の代替わり儀式~」が天皇制の強化を許さない京都実行委員会の主催で開催され、午前中のメーデー集会とデモを終えて駆けつけた労働者や市民など約八〇名が参加した。集会では、大阪市立大学元教授の上杉聰さんが「天皇制を終わらせるために」と題して講演した。
 上杉さんは講演の中で、天皇制は権力者により政治に利用され続けてきたこと、血縁による差別を生み出すこと、排除のシステムの根源であること、民族差別思想の根源であることなどを指摘し、憲法の中から天皇条項をすべて削除するなどして天皇制を廃絶するべきと訴えた。
 講演と質疑・応答の後、「在特会」などレイシストとの闘いを訴えるアピールが参加者から行われた


 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.