共産主義者同盟(統一委員会)






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     4月14日 福岡 

    九州・山口政治集会開く

    
 集会で「天皇制と植民地主義を問う」講演
      

   
 四月一四日、九州・山口の党員・支持者が結集して共産主義者同盟(統一委員会)の党政治集会開催を勝ち取った。
 安倍政権打倒、資本主義打倒、プロレタリア社会主義革命へ向けた党建設勝利を呼びかける司会の挨拶後、ヘリ基地反対協、三里塚芝山連合空港反対同盟、労働者共産党、統一共産同盟、フィリピン民族民主戦線、台湾労働党からのメッセージが紹介された。
 政治集会基調報告では二〇一九年度の政治闘争を、われわれが最先端で闘い抜くことが表明された。具体的には、憲法改悪阻止。「天皇代替わり」を契機とする「奉祝」キャンペーンに対して街頭闘争を闘い、5・1メーデーを成功させる。G20大阪サミットを反帝国際共同闘争で迎え撃つ。辺野古新基地建設と南西諸島自衛隊配備強化阻止。三里塚闘争勝利―強制収用阻止。新たな段階に入った岩国闘争、横田・神奈川の在日米軍基地群に対する闘いと萩のイージス・アショア配備阻止、京丹後の米軍Xバンドレーダー基地撤去闘争、そして韓国のTHAADミサイル撤去闘争など反戦・反基地闘争を国際連帯で闘うこと。そして、反原発闘争、連帯労組関西生コン支部をはじめ弾圧を受ける全ての仲間と連帯して反弾圧闘争を闘う方針が鮮明に提起された。
 集会後半は『天皇制の何が問題か―植民地主義と〝臣民〟』と題する講演が同志によって行われた。予定時間を大幅に超えて行われた講演は、天皇制のもつ本質と天皇制打倒の必要性を改めて確認するものとなった。
 天皇アキヒトが生前退位を表明したこと自体が日本国憲法違反であること。大日本帝国は『古事記』・『日本書記』を論拠にして万世一系の天皇という虚構をでっち上げ、アジア侵略を正当化したこと。それには吉田松陰の思想も影響を与えたこと。昭和天皇ヒロヒトはダグラス・マッカーサーと一一回会見して、自己の保身と天皇制護持のため、沖縄を米国に売り渡し、在日米軍の自由な行動を約束し、ソビエトとの国交回復に反対するなど敗戦後の政治過程に積極的に介入してきたことが詳細に説明された。
 そして天皇制打倒にむけた歴史的闘いである当時皇太子だったアキヒトの沖縄訪問に対する「ひめゆり・白銀戦闘」(一九七五年七月一七日)にも触れ、初めて目にする参加者も多い知念氏の『糾弾状』を参加者全員で確認しながら沖縄人民の反天皇、決死糾弾の闘いの意味と画歴史的意義を改めて確認することができた。
 最後に「二〇一九年 政治闘争スローガン」の確認と「インターナショナル」合唱で政治集会を締めくくり、安倍政権打倒、帝国主義打倒、天皇制打倒に向けて参加者全員で改めて闘う決意をうち固めた。


 

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