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     5月1日 東京

    新天皇即位を「祝わない!」

   
     500名が銀座デモ
    
       

    
 五月一日夕刻、「新天皇いらない銀座デモ」が取り組まれ、雨の中およそ五〇〇名が皇居至近の銀座の地において「天皇即位を祝わない!」の声をあげた。主催は、「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」。
 この行動は、「おわてんねっと」が「反天WEEK」と銘打って呼びかけた、四月二七日からの連日行動の最終日にあたる。
 新聞やテレビなどは新天皇「即位」を祝う洪水のような報道を一日中流し続けている。また、銀座の大通り沿いにはすべての街灯に「日の丸」が掲げられ、「即位奉祝ムード」一色に染め上げられている。このような中、午前中には日比谷メーデーが開かれ、六〇〇〇名の労働者がこの通りをデモ行進し、「即位奉祝」強制の雰囲気に風穴を開けた。
午後四時より、ニュー新橋ビル地下ホールで「おわてんねっと」主催の集会が開かれた。会場内は参加者で埋め尽くされ、会場外にもあふれ出る大結集となった。
 集会では「女性と天皇制研究会」、「二〇二〇オリンピック災害お断り連絡会」、直接行動、大田昌国さんなどが発言し、それぞれの立場から、「天皇代替わり」に反対する意志を明らかにした。
 集会の最後に「おっちんズ」による「天皇制はいらないよ」の歌が披露された。
 その後、参加者は会場を出て、夕方五時より銀座の大通りをデモに出発した。大量の機動隊によるサンドイッチ規制に加えて、歩道にも横一列に大量の公安刑事が並ぶ過剰な警備体制であった。デモ参加者は、強まる雨の中「天皇制はいらない!」「代替わり儀式反対!」「天皇ヒロヒトの侵略責任を忘れない!」などのシュプレヒコールをあげ、新天皇即位を「祝わない!」という意志を沿道の人々に訴えていった。一〇メートル以上もある巨大な横断幕や、色とりどりのプラカードなど、工夫を凝らしたデコレーションを掲げたデモ隊列には多くの人々が注目していた。
 途中、天皇主義民間右翼や排外主義者集団がデモ隊に罵声を浴びせたり、隊列に突入しようとするなどの敵対もあったが、連日の「反天WEEK」行動の中では最も小規模なものであった。参加者はこれらの敵対を断固として跳ね返して、最後まで元気にデモを貫徹した。
 解散地点では、主催者より「デモ参加者は五〇〇名」との報告が入ると大きな歓声が巻き起こった。
 最後に全体でシュプレヒコールを挙げてこの日の行動を締めくくった。




 

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