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     5月1日 大阪

    第九〇回中之島メーデー

   
     関生弾圧抗議、反天皇の発言
    
       

   
 五月一日午後一時中之島剣先ひろばにて第九〇回中之島メーデーが開催された。主催は全港湾大阪支部、全日建近畿地本、大阪全労協、なかまユニオン、関西合同労組で構成される実行委員会。
 当初予定ではプレイベントとして関生太鼓の演奏が披露される予定であったが、折からの関生弾圧の関係で準備が整わず断念。大阪全労協但馬議長の主催者挨拶からの開会となった。主催者挨拶ではメーデーの歴史を紐解き、大阪初のメーデー開催年と中之島メーデーの開催回数が合わないことに絡めて、労働運動が戦争に反対しなければならないことを訴えた。
 つづいて特別報告ではヘリ基地反対協の安次富浩氏が登壇し、辺野古の闘いを報告した。「本土」での労働運動の重要性が訴えられた。以降、来賓あいさつ、川口真由美さんの音楽パフォーマンス、争議・闘争報告と続き、西梅田公園に向けてのデモに出発した。途中市役所前では「松井やめろ!」のコールが、アメリカ領事館前では「基地いらない!」のコールが自然と沸き上がった。
 特徴的だったのは以下の三点である。一点目は安倍政権が本年のメーデーに天皇即位をぶつけてきたことである。当日午前には「天皇代替わり異議あり! 関西連絡会」の人たちが抗議集会を開催し、そのままメーデーに合流してきた。メーデーでは来賓として登壇しアピールした。
 二点目は関生弾圧と全港湾のストライキの中でのメーデーとなったことである。もちろん各組織はこれらの問題について力強くアピールした。その他の参加者からのアピールや、川口真由美さんの曲間のトークなどでも上記二点に絡めたものは多く、緊張感のあるメーデーとなった。
 三点目は参加労組である教育合同労働組合より大椿裕子さんが参議院議員選挙の予定候補者として社民党から出馬を表明したことである。例年メーデーでは議員及び候補者からのアピールの時間を設けているが、今回はメーデー参加労組の中でもよく知られている仲間の出馬とあって盛り上がった。
 デモ終了後は実行委員会全体の交流会を開催した。各労組からの報告に加えて、ここでも関生弾圧との闘いがアピールされた。



 

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