共産主義者同盟(統一委員会)






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     5・26 京都

    関西政治集会開く

   革命的労働者党建設に邁進する



 
 米帝トランプが来日中の五月二六日、共産主義者同盟(統一委員会)関西地方委員会主催の関西政治集会が京都において開催された。約四〇人の労働者・市民が参加した。この集会は、四月一四日の中央政治集会、九州・山口政治集会を引き継いでかちとられたものである。
 司会が「戦争準備を粉砕し安倍政権を打倒しよう」と力強く開会宣言をしたあと、集会では以下の三団体から連帯発言を受けた。最初に関西共産主義運動(KCM)から新開純也さんが発言。新開さんは、世界的に新しい階級情勢が到来したとしながら、「政治の全体性を原則的に回復していくこと」が必要な時期にわれわれは入ったと問題提起した。釜ヶ崎パトロールの会は、釜ヶ崎労働センター閉鎖に抗議するとともに、センターからの労働者の排除を許さず闘おうと呼びかけた。アジア共同行動(AWC)日本連絡会議の瀧川順朗さんは、AWCが果たしてきた意義として、AWCがこのかん推進してきた各地住民の反基地闘争の状況に触れながら、いくつもの重要な点を提起した。とくに、それらが反基地という点で意義があるばかりではなく「住民自身の生活・権利を擁護するたたかいだという点に注目すべきだ」と論点提起したことは印象的であった。
 つづいて集会に寄せられた六つの連帯メッセージが紹介された。
 次に関西地方委員会の同志が登壇し基調を提起した。同志は革命的労働者党としてのわれわれの闘いの基軸(党派性)を中心に提起したい」として、「プロレタリア社会主義をめざす革命的労働者党を建設する」ために、大要、①「戦略・戦術の党」、左翼反対派という新左翼運動の弱点を克服すること、②国際主義を理念にとどめずに現実的実践とすること、③自国帝国主義打倒の権力問題を未来の問題に彼岸化しないこと、④労働者、被抑圧人民・被差別大衆の自己解放闘争を推進する、⑤日本階級闘争の再編のために左派共闘を建設することなどの論点を強調して提起した。
 この後、「アジア人民の闘い」として韓国・台湾・フィリピン・インドネシアなどの労働運動・人民闘争の現状を伝える映像が流された。
 休憩をはさみ、反天皇・反原発・反弾圧の三つのテーマで「特別報告」が行なわれた。
 最初に「天皇代替わりと七五年7・17ひめゆり・白銀戦闘」と題し、この闘争の当事者であった同志から発言を受けた。同志はこの闘争の経過や当時の政治背景を振り返りながら、沖縄青年と「本土」の青年の共同した闘争であった7・17戦闘の意義を今日の時代状況のなかでこそわれわれは継承すべきだと訴えた。
 つづいて若狭の原発を考える会の木原壮林さんが「原発全廃をめざして」と題したレジュメを示しながら発言した。木原さんは原発がもつ本質的な危険性を暴露しながら「科学技術に過剰に依存する社会、経済的付加価値の追求に明け暮れ、金のために、人の命と尊厳を犠牲にする社会と決別し、人が人間らしく生きていける、新しい社会を展望しよう」と結んだ。
 最後に関生コミュニスト同志会の仲間が、このかんの画歴史的と言われる関生弾圧の危険性について詳細に具体的事例を上げながら報告した。報告のなかでは、「資本主義に対抗する社会システムをめざす」関生の産別労働組合運動と建設現場でのコンプライアンス活動の正当性が分かりやすく明らかにされ、「こんな弾圧には絶対に負けられない」と結論づけた。
 大阪G20サミット反対を訴えるAWC韓国委員会・ホヨングさんから寄せられたビデオメッセージが上映されたあと、三人の同志が戦線からの決意表明に立った。京都の労働運動、大阪の労働運動、青年・学生戦線に関わる同志たちが、各戦線で抱える諸問題と突破すべき課題についてそれぞれ簡潔明瞭に提起した。発言の最後に関西地方委員会の同志が立ち、「ここでは当面する政治闘争について提起したい」と前置きして、①G20反対闘争に立とう、②六月アジア共同行動を成功させよう、③反原発、反基地、沖縄闘争、大阪都構想反対をたたかおう、④JCLフォーラムを再開しよう、⑤青年・学生の組織化を通じて新たな世代を獲得しよう、との五点を提起した。
 最後に参加者全員でインターナショナルを歌って、集会を終了した。党の比較的若い同志たちが前面に立ち、指導性を発揮することで関西政治集会は成功した。

 

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