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     6・8 東京

    米軍横田基地撤去!オスプレイ配備反対!

        抗議デモに労組など一〇〇人が参加


 
 二〇一九年六月八日、米軍横田基地に対して「基地撤去! オスプレイ配備反対!」を掲げ、東京全労協系の単組と地元市民団体の実行委員会主催で、抗議申入れ・デモが取り組まれた。
 デモ出発点の福生公園に約一〇〇人が結集して、午後二時から集会をおこなった。
 はじめに、寺嶋・東京全労協事務局長の司会で、主催者あいさつを大森・東京全労協議長がおこなった。
 連帯あいさつとして、地元の横田基地爆音訴訟団、横田基地被害を考える会、立川テント村、三多摩ピースサイクルからそれぞれ訴えがあった。前日の六月七日には「第二次新横田基地公害訴訟」の控訴審判決が出され、東京高裁は米軍機の夜間早朝の飛行差し止めを認めないとした。米軍・自衛隊の騒音被害をめぐり神奈川厚木、沖縄普天間など横田を含む全国七基地の周辺住民が飛行差し止め要求の裁判を闘っている。この6・7判決を批判して、横田基地機能強化と地元被害が著しく増大していることが、多くの写真パネルで明らかにされた。
 さらに連帯メッセージが代読された。一つはイージス・アショア配備に反対する山口県の地元「戦争させない・九条壊すな! 総がかり行動萩実行委員会」の藤井共同代表から、「萩市のむつみ自衛隊演習場に隣接する阿武町町長は配備反対を表明した。適地調査はウソでごまかすつもりです。基地引き上げまで共に闘いましょう!」と訴えられた。二つには山口県岩国市の「愛宕山を守る市民連絡会」の岡村代表世話人から「岩国基地は今、一万人を超える米兵・家族が移り住む、在日米軍基地のまさにハブ基地といった状況でアジア全体の在日米軍基地を支えています。今こそ、全国の仲間が連帯し、こうした日米軍事一体化の動きを阻止していかなければなりません。」との訴えが明らかにされた。
 決意表明を、実行委員会の東部全労協、東部労組、三多摩東水労、南部全労協などがおこなった。
 最後に、集会決議を採択、シュプレヒコールと団結ガンバローののち、午後三時デモに出発した。
 警視庁はカマボコ(バス)を初めて配備し規制してきた。デモ隊列は横田基地第五ゲートから、基地西側フェンスに沿って第二ゲートに向かった。第二ゲート前では、警視庁は「米軍への申し入れ行動は許さない、逮捕する」と弾圧にでてきた。これまでは、代表団がゲート前まで行って抗議申し入れをおこない、その間デモ隊は滞留してシュプレヒコールを続けてきたものだ。いわば交通整理からデモ弾圧体制に切り替えてきた。第二ゲート交番前では、自衛隊担当者に対して抗議文を読み上げ、武藤茂樹・航空総隊司令官と齋藤拓也・航空自衛隊横田基地司令あてに手交した。また、在日米軍第五空軍司令官シュナイダー中将あてのオスプレイの横田配備撤回と全国飛行訓練即時中止を求める要請書は、後日郵送とした。デモへの強権弾圧をはね返し、福生駅近くの東町公園まで約一時間のデモを最後まで貫徹した。
 主催の米軍基地に反対する実行委員会は、二〇一二年沖縄・普天間基地へのオスプレイ配備反対県民大会に一〇万人が参加する闘いを契機に、二〇一三年六月以来今回七年目の取り組みとなる。いまオスプレイの木更津駐屯地配備方針が打ち出されているが、沖縄―山口・岩国-首都圏・横田を貫く全国反基地の闘いに、労働組合が先頭に立っていこう。連帯労組関生支部の産業政策闘争への弾圧、労働三権を破壊し企業主義に封じ込めようとする実質的な戦争-改憲攻撃に対して、階級的労働組合は断固として闘おう。



 

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