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     6月 各地

    韓国ゲストの入国拒否弾圧うちやぶり

      AWC六月集会が大成功


 
 ■6・22 北九州
 「入国拒否」弾圧を徹底弾劾
  六月集会大成功


 六月二一日、六月アジア共同行動に参加するべく福岡空港に降り立った韓国の闘う仲間が、空港入管から不当にも「入国拒否」を通告され、空港内に足止めされる事態となりました。AWC福岡の仲間は直ちに空港入管抗議行動に起ち、仲間と会わせるよう、入国させるように要求しました。
 韓国の仲間が、出国を拒否して断固として入管施設内に踏みとどまって迎えた翌二二日、早朝から再度空港入管への抗議行動を展開しました。玄関先で抗議のプラカードを掲げ、仲間に会わせるよう、入国させるように求める中、法務当局は土曜日早朝にも関わらずいきなりの「出国命令」を発しました。韓国の仲間は合流を果たせないままの出国を余儀なくされました。
 海峡を越えて日韓を貫くAWC日本連の闘いと、韓国の仲間も合流して取り組まれる予定だった大阪G20粉砕の闘いに恐怖した弾圧であることは明らかです。
 予定されていた集会のプログラムが、少なくない影響を受けて急遽の再検討を余儀なくされたことはいうまでもありません。しかしそれでも九州・山口の仲間と集会参加者は、不当な弾圧への怒りと、絶対にはねかえすという決意のもと、断固として北九州での集会をやり抜きました。
 主催者からの挨拶のあと、六月二日の「築城基地の米軍基地化を許さない」大集会の記憶も新しい築上町から、「平和といのちをみつめる会」の渡辺ひろ子さんから、諦めず声を上げ続けることの重要性を強調する連帯発言が行われました。
 続いてAWC熊本の仲間が、韓国の徴用工の問題と、今日の外国人労働者問題にまでつながる日本帝国主義の歴史について、熱のこもった講演を行いました。
 そして次に、本来であれば韓国ゲストが行うはずだった報告を、事前に送られていたプレゼン資料にもとづいて通訳の仲間が行いました。昨日からの弾圧が、「観光目的の入国であることを自ら証明せよ」という言いがかりそのものであることが報告され、韓国の労働運動やTHAAD反対運動の現状など、広範かつ詳しい報告内容でした。
 講演と報告のあとの質疑応答の時間には、多くの参加者から時間が足りなくなるほどの質問が寄せられました。
 そして、大阪G20粉砕の闘いに赴く仲間が決意表明を行いました。さらに、初めての集会参加者もある中、あらためてアジア共同行動の歴史と運動の紹介が行われ、入会が強く呼びかけられました。
 最後に、フィリピンのスミフル労働者への激励と連帯を表す横断幕とともに参加者全体での写真撮影をし、集会を戦闘的に締めくくりました。
 多額の集会カンパも寄せられました。その後は初めての集会参加者たちも交えて、交流の場が持たれました。権力の不当な弾圧になど負けない地平を示し切った、九州・山口の六月集会でした。


 ■6・25 東京
 大阪サミット反対 安倍政権を倒せ
 朝鮮半島に平和を 国際連帯集会


 六月二五日、東京・渋谷区勤労福祉会館において「G20大阪サミット反対! 安倍政権を倒せ! 朝鮮半島に平和を! 6・25国際連帯集会」がアジア共同行動首都圏の主催で開催された。
 この集会は、大阪G20サミットが戒厳態勢の下になされる直前に開催された。アジア共同行動日本連は、「大阪G20サミット反対」を掲げて国際連帯の取り組みをおこなった。
 午後六時半過ぎ、司会のあいさつで集会が開始され、主催者あいさつをアジア共同行動日本連共同代表の鴨居守さんがおこなった。まず、アジア共同行動の取り組みに韓国から参加するはずだった仲間に対して、不当な入国拒否という弾圧が強行されたことを弾劾し、国際連帯集会をかちとっていこうと力強くあいさつした。
 つづいて、フィリピン・スミフル労働者に連帯する取り組みの報告が行われた。「スミフル・フィリピン」がミンダナオ島で経営するバナナ農園でフィリピン労働者への深刻な権利侵害・人権侵害・不当弾圧が起こっていることに対し、住友商事本社前抗議行動を五月二八日に取り組んだことが報告された。
 つぎに、G20大阪サミット反対の連帯メッセージが韓国からと、アジア共同行動・京都から寄せられていることが紹介された。
 その後、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんの講演がおこなわれた。大仲さんは、知事選、二〇一九年の「県民投票」で辺野古新基地建設反対の民意は明確に示されているにもかかわらず、辺野古への土砂投入を強行する安倍政権を徹底弾劾した。そして、安倍政権の横暴を許さない、沖縄―「本土」を貫く闘いの重要性を訴えた。その闘いとして、七月二一日(日)新宿で行う、「できない! つくらせない! 辺野古新基地 7・21新宿アクション」への結集を呼びかけた。
 入国拒否・退去弾圧で残念ながら韓国ゲスト本人による講演ができなかったが、アジア共同行動日本連の仲間の尽力で講演のために用意されていた日本語訳の資料をもとに韓国情勢の報告がおこなわれた。①朝鮮半島情勢(米朝会談)、②星州(ソンジュ)ソソン里のTHAAD反対闘争、③済州(チェジュ)カンジョン村の海軍基地反対闘争、④徴用工問題、日本軍性奴隷制度問題など、戦後補償問題に対する安倍政権の対応への韓国民衆からの批判、⑤労働運動など韓国の国内状況。日本のマスコミを通しては知ることのできないことが詳しく明らかにされた。
 二つの講演に対する会場からの質疑が行われた。「6・25集会決議」が読み上げられ、参加者の拍手で確認された。
 さらに、AWC首都圏の今後の活動として、6・28大阪G20NO! 現地行動への参加、辺野古新基地建設阻止の闘い、岩国行動2019、「天皇代替わり」キャンペーン反対! 一〇月「即位の礼」反対闘争が呼びかけられ、集会は締めくくれた。


 ■6・29 福山
 アジア民衆とともに朝鮮半島の平和を築こう
 国際連帯集会を開催


 六月二九日、広島県福山市において「アジア民衆とともに朝鮮半島の平和を築こう! ~韓国労働者を迎えて~」をテーマに集会が行われた。
 集会の冒頭に主催者から、韓国からのゲストが不当にも入国拒否にあい、この集会には参加できなくなったことが報告された。アジア共同行動日本連事務局からは、福岡空港での入国拒否の経過の詳しい説明があり、強制帰国させられた韓国ゲストからの「わたしも韓国で、もう一つの現場で、戦争と搾取のない社会、差別と抑圧のない社会を一日も早く実現することを誓います」という力強いメッセージが紹介された。
 つづいて韓国ゲストが報告用に作成したスライドを題材に永谷さんが報告がなされた。朝鮮半島情勢から韓国での労働運動の状況と課題、反核運動、反基地運動に至るまで韓国の闘いの現状が生き生きと伝わる報告であった。その後集会参加者からは、戦後補償問題や文政権についての質問や意見交換が活発に行われた。
 最後に、主催者から不当な入国拒否を弾劾し、安倍政権を打倒するために全力で闘うことを確認して、この日の集会を終えた。


 ■6・30 京都
 東アジアの平和に向け国際的な共同の闘いを
 安倍改憲阻止を提起



 G20大阪サミット反対闘争の成功をうけて、六月三〇日一四時から東山いきいき市民活動センター集会室において、約四〇人の参加で「東アジアの平和を! とめよう戦争への道! 6・30京都集会」が開催された。主催はアジア共同行動(AWC)・京都であった。
 集会は、司会を担当したAWC関西青年部の仲間の開会あいさつから開始された。開会あいさつにおいては、G20サミット反対闘争に対する不当きわまりない入国拒否弾圧が報告され、アジア共同行動日本連の抗議声明が紹介された。つづいてアジア共同行動・京都の代表である瀧川順朗さんが主催者あいさつを行った。瀧川さんは入国拒否弾圧を弾劾しつつ、安倍政権による徴用工裁判をめぐる安倍政権の排外主義煽動、憲法改悪などの戦争準備を厳しく批判し、安倍政権の打倒を呼びかけた。そして、六月二三日・二八日のG20サミット反対闘争の映像が上映され、AWC韓国委員会のホ・ヨング代表からの反サミット闘争にあてたビデオメッセージが紹介された。
 続いて、イ・キョンジャさんが報告する予定であったパワーポイントが、AWC日本連事務局のメンバーから紹介された。あらためて、イ・キョンジャさんとの交流を破壊した入国拒否弾圧への怒りがこみ上げる。そして、アジア共同行動・京都の事務局長から、集会の基調が提起された。集会基調は、東アジアの平和に向けた国際的な共同の闘い、徴用工裁判をめぐる安倍政権の排外主義煽動への批判、二〇一九年後半期の政治的課題を提起する簡潔なものであった。次に基調を補強するものとして、憲法を生かす京都の会の駒井高之さんから、安倍改憲阻止に向けた提起が行われた。また、特別アピールとして日本連の全国幹事の連帯労組関西生コン支部書記長の武洋一さんから、関生弾圧との総力をあげた反撃を呼びかける特別アピールが行われた。
 そして、これらをうけて各団体アピールが行われた。米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会の上岡修さん、NO BASE! 沖縄とつながる京都の会の増野徹さん、若狭の原発を考える会の木原壯林さん、ユニオンネットワーク京都の服部恭子さん、在日本朝鮮留学生同盟京都地方本部、在日本朝鮮青年同盟京都府本部の仲間が次々と発言を行い、在日韓国青年同盟京都府本部からの連帯メッセージが紹介された。
 最後に司会から、アジア共同行動日本連の夏季反戦合宿や岩国行動2019の呼びかけなどが行われ集会を終了した。



 

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