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     8・23 大阪

    岩国米軍基地強化を許すな!

   2019岩国行動スタート集会開かれる


 
 八月二三日エルおおさかにおいて「岩国米軍基地強化を許すな! 2019岩国行動スタート集会」が開かれた。
 冒頭、実行委員会の垣沼代表は、韓国徴用工問題に触れ「個人請求権を認めないというが、当時の外務官僚ですら認めていた。政府は全くのでたらめだ」と述べた上で、「日本のヘリ空母には米軍のF35Bを乗せて発着して訓練を行っているなど、明らかに戦争を近づかせている。本日は、岩国基地の現状について現地報告を聞いていきたい」と語った。
 次にリムピース共同代表・あたごやま平和研究所の田村順玄さんからの挨拶を受けた。
 田村さんは、「『米軍による爆音被害をなくすことを求める請願署名』二万六〇七五筆を、本日中国四国防衛局の室長に提出・申し入れを行ってきた。現在の騒音の状況だが、沖合移設以降、爆音被害は拡大している。被害が広範囲になっていることもあり、設置している騒音計だけでは実態がつかめない。先日司令官が交代するということで、基地に入ることが出来た。その際司令官に米軍住宅にどれぐらい入居しているかと問うと、二六三戸の50%~60%、米兵・家族のうち五七〇戸が基地の外に住んでいるとのことであった。ソフトボール場はほとんど使われていない。無人の球場に照明が点いたままだ。突然閉鎖され道路が使えなくなる。米兵の乱暴な運転など枚挙にいとまがない。私たちの税金がつかわれている」と語った。
 また、飛行機から岩国基地の写真撮影などへの恫喝・妨害が行われるなど、基地の強化・被害の報告を聞いた。報道ではほとんど知らされない岩国米軍基地をめぐる状況と、岩国住民の粘り強い闘いの報告を聞いた。きな臭い状況が進む今こそ、岩国基地を含めた反戦反基地闘争の連携を感じた。
 岩国・祝島フィールドワークの報告では、F18の海兵隊飛行コースには原発が二つあり、危険なことを感じた。八月一一日の愛宕山見守りの集いに参加した。愛宕山神社前広場にテントを張り、暑い中、粘り強く岩国基地強化を許さず、声を挙げ続ける住民の集いに参加してきたとの報告がされた。
 つづいて、特別報告として連帯労組からの発言を受けた。連帯労組の代表は、「今回の弾圧は、協同組合による独占に対するストライキを威力業務妨害とする。安心・安全・品質のセメントを作るコンプラアンス活動への弾圧だ。最後に滋賀県警などは、家族に対して脱退しなければ出さない。保釈の条件として組合事務所への立ち入りを禁止するなど、とんでもない弾圧だ。これらの弾圧は、戦争準備、人殺しの原発、岩国基地の強化などに反対する労組をつぶそうとする攻撃であり、決して許してはならない。資本に歯向かう運動を行っていきたい」と力強くよびかけた。
 そして、関西で頑張る反戦・反基地団体より連帯アピールを受け、「米軍Xバンドレーダー反対! 京都連絡会」「辺野古に絶対基地を作らせない大阪行動」関西共同行動、アジア共同行動日本連絡会議がそれぞれ発言を行った。
 最後に実行委員会の発足を宣言し、一一月一六日の岩国現地での集会開催を確認した。併せて同日に重なった連帯労組の反弾圧集会への参加が呼びかけられ、集会は終了した。

 

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