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     10・19  福岡

   「いらんばい! 天皇制」集会に

      九州各地から労働者市民が結集


 
 「天皇代替わり」儀式の「即位礼正殿の儀」が目前に迫る一〇月一九日、福岡市中央区で「いらんばい!天皇制」10・19集会が開催された。主催は「天皇代替わりを問う九州山口連絡会」である。四月集会に続く第二弾として取り組まれた。祝意の強制と天皇制・天皇制イデオロギーに異議ありと、四月集会と同じく大分、佐賀、北九州、築城など各地の天皇制と闘う労働者市民や宗教者など五〇人が結集した。
 集会は二人の問題提起と質疑・意見交換を通じて、「代替わり」儀式と象徴天皇制の問題点を明らかにし、人民動員のための天皇制と天皇行事に反対して声を上げていくことを確認するものとなった。
 最初に福岡の戦争法を廃止する会の仲間から、冒頭天皇の即位に対する九月福岡市議会がおこなった「賀詞決議」と福岡市役所の記帳所設置への抗議申入れの取り組みが報告された。また憲法がいう国民主権とは「主権は人民にある」とする立場を明確にしたうえで、戦後「国民統合の象徴」へと天皇制の維持を図り、「代替わり」儀式など機会あるごとに天皇制の強化が行われていることを問題提起した。
 さらにもう一人東京から反天皇制運動連絡会・女性と天皇制研究会の女性が「代替わり」と「皇位継承」問題について発題した。「天皇代替わり」儀式が天皇神話(万世一系)の再生産として宣伝と天皇制教育の機会とされている、また「皇位継承問題」が支配層にとって抜き差しならぬ中で、男系男子の世襲制として天皇制を規定している憲法や皇室典範の差別性を批判しつつ、女性がなっても誰がなっても天皇制はダメだと提起した。そして東京での一〇月二二日「おわてんねっと」の集会・デモを呼びかけた。
 その後、会場から若者が抱く「平成天皇の象徴天皇」としての天皇像や自民党憲法草案の中の天皇元首化についての質問、若者を取り巻く環境の変化にあって反天皇制の集会やデモなど様々な形で行っていくことが必要との意見など、活発な意見交換が行われた。
 集会を終了し、「天皇なんかいらない」の横断幕を先頭に福岡市内繁華街警固公園までのデモをおこなった。参加者は「即位式反対」や「天皇制はいらない」のプラカードを持ち、「代替わり」儀式を通じた天皇賛美と祝意の強制に反対しよう、莫大な費用をかけ治安強化と一体となって強行する「代替わり」儀式を許さない、と訴えていった。


 

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