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■2月8日 東京 関西生コン弾圧緊急報告集会 弾圧を跳ね返す運動を 二月八日、全水道会館において「関西生コン弾圧事件・緊急報告集会」が全日本建設運輸連帯労働組合(全日建)のよびかけで開催された。はじめに、全日建の小谷野書記長による報告「権力弾圧事件の概要と特徴」と海渡雄一弁護士の「大阪現地調査の報告」が行われた。 小谷野書記長は本集会の三日前に起こった2・5第二次湖東生コン協組事件のことに詳しく触れながら、昨夏以降六次にわたってのべ五五名の組合員と七名の事業者が不当に逮捕・勾留された一連の弾圧について報告した。海渡弁護士は裁判傍聴の報告をしながら、業界団体の一部やヘイト集団を活用した弾圧の特徴を指摘した。 二人の報告の後、宮里邦雄弁護士、平和フォーラムの藤本共同代表、全国ユニオンの鈴木会長ら八名が発言をし、関西地区生コン支部代表として、自らも保釈中の仲間が弾圧を跳ね返す決意表明に立った。最後に、全日建の菊池委員長がまとめの発言を行った。 ●組織破壊、運動つぶしの弾圧 関西生コン支部は中小零細の事業者らと手を携えた協同組合を組織し、大手ゼネコンによる業界支配に抗して生コンの適正価格と業界民主化を求めて長年取り組みを行ってきた。それは大きな成果をあげるもので、まさに「資本主義の根幹にかかわる運動」(大槻文平)であった。そのため、過去何度も権力弾圧を受けてきた。 ●共謀罪のリハーサル弾圧? 今回の弾圧もまた協同組合運動の前進を嫌う安倍政権―財界がしかけてきたものだ。それと同時に、レイシスト集団を使った関生支部への攻撃と警察権力の介入というこれまでの労働組合弾圧とは一線を画す面も注目しなければならない。 ストライキや申し入れというごくごく一般的な争議行為を違法行為であるかのようにして立件し、報道させるといった手法が取られている。まさに「共謀罪のリハーサル」だ。 反戦反基地、脱原発、反差別といった重要な闘いに力を入れて取り組む労働組合への組織破壊型の権力弾圧を跳ね返していく運動を強めていこう。 |
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