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     10・22  東京

   首都戒厳態勢突破し天皇即位式反対デモを闘う

   三名の不当逮捕弾劾!

       

 
 一〇月二二日午後、「終わりにしよう天皇制! 『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」主催の、「東京戒厳令を打ち破れ! 10・22天皇即位式反対デモ」が取り組まれた。「即位礼正殿の儀」が開かれている皇居至近の銀座において、およそ五〇〇名が天皇即位式反対の声をあげた。
 午後一時三〇分から新橋駅近くのニュー新ホールにおいて集会が開かれた。新橋駅周辺は大動員された機動隊や公安刑事が配備され、文字通りの天皇戒厳体制だ。
 集会では、米軍厚木基地に反対する「バスストップから基地ストップの会」や、アナルコ・フェミニスト・グループ、愛知で「表現の不自由展」中止への抗議活動に取り組むグループ、九州電力大分支社前で毎日原発再稼働反対のスタンディングを行っている方など、各地からさまざまな立場の人たちが発言し、天皇制・天皇制イデオロギーに反対する意思表示と決意表明を行った。
 集会の最後には「おっちんズ」による歌、「天皇に平和を語る資格なし」「天皇制はいらないよ!」が披露され、デモを闘う気運を高めていった。
 午後三時、参加者は銀座デモに出発した。完全武装の警視庁機動隊はデモ隊を並進規制し、さらに歩道には赤ベスト姿の大量の公安刑事が配備される重弾圧体制であった。機動隊はデモ隊に対する不当な規制を繰り返し、デモ隊を細切れに寸断してきた。これに抗議する参加者に対して弾圧が強行され、仲間三名が不当逮捕された。デモ隊は不当弾圧に対する徹底弾劾の声を叩きつけていった。
 また、在特会などの排外主義襲撃集団や、乱闘服を来た天皇主義右翼などの差別排外主義を丸出しにした敵対・妨害行為もあったが、それらは小規模なものであった。デモ隊はこれら右翼排外主義者の敵対を断固跳ね返して、最後までデモを貫徹した。沿道を歩く外国人観光客など多くの人々がデモに注目し、デモ隊の訴えに耳を傾けていた。
 デモ終了後には、「おわてんねっと」から不当逮捕に対する救援カンパと、仲間三名が不当逮捕されている築地警察署への抗議行動が呼びかけられた。
 築地警察署前での抗議行動は約六〇名で取り組まれた。参加者は「仲間を今すぐ釈放しろ!」「完黙・非転向で闘おう!」と、怒りの声を叩きつけ、仲間を激励した。


 

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