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     3月10日 大阪

    労働組合つぶしの大弾圧を許さない!

            五〇〇名が結集し集会
     


  
 三月一〇日一四時から大阪市立・西区民センターにおいて、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない!3・10集会」が会場を埋め尽くす五〇〇人を超える結集で開催された。この集会は、「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」の主催による三度目の大集会であった。
 集会は、港合同労組中村委員長と大阪教育合同労組大椿委員長の二人の司会で開始された。最初に実行委員長である樋口万造全港湾大阪支部委員長が挨拶を行い、港湾労働者のストライキでの闘いの報告を交えつつ、連帯労組関生支部への弾圧を全労働運動・民衆の運動にかけられた弾圧として闘うことを呼びかけた。
 続いて当該である連帯労組関生支部から坂田冬樹副委員長が現状報告を行った。坂田副委員長は、今回の弾圧では滋賀県警による弾圧が突出していることを具体的に暴露し、怒りを込めて弾劾した。滋賀県警は、暴力団対策を主課題とする刑事部組織犯罪対策課が担当し、捜索令状をちゃんと読み上げない、早朝四時から捜索を強行する、会社の周辺でビラをまいただけの組合員までも恐喝未遂で逮捕する、本人だけではなく家族にも組合脱退を迫るなど、すさまじい弾圧をくり広げてきた。坂田副委員長は、こんな憲法・労組法を踏みにじった大弾圧を絶対に許さないと決意を表明した。
 続いて被弾圧者からのメッセージが紹介され、大阪労働弁護団と大阪社会文化センターの弾圧抗議文が読み上げられた
 次に労働運動研究家の熊沢誠さんの講演が行われた。熊沢さんは、「民主主義とは、『決定権』あるいは『決定権への参加』ということが大切なのだが、選挙権・被選挙権だけではなく、自分の労働条件を決定することが大切なことで、そのために労働組合や労働三権がある。だから労働組合への弾圧は民主主義の破壊であり、ファシズムへの道である」と厳しく述べた。そして、連帯労組関生支部の労働運動がつくりだしてきた成果に触れつつ、共闘の輪を広げて、この大弾圧を打ち破ろうと訴えた。
 続いて各団体アピールとして、大阪労働弁護団の中井雅人弁護士、労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会の西村修さん、ひょうごユニオン事務局長代行の小西純一郎さん、元衆議院議員の服部良一さんからの発言が行われた。最後に、全港湾大阪支部の小林勝彦書記長から「集会まとめと今後の行動提起」が行われ、集会決議の採択、団結がんばろうをもって集会は終了した。
 二月には滋賀県警によって新たに一六人が逮捕され(再逮捕を含む)、これまでの逮捕者は累計で五六人に達しており、三月一一日段階で武健一委員長をはじめなお十人前後が勾留されている。しかし、この連帯労組関生支部への弾圧は、さらに拡大していく可能性がある。労働三権を保障した憲法二八条、労組法における正当な労働組合活動の刑事免責・民事免責規定を根こそぎ破壊しようとするこの大弾圧を何としても打ち砕かねばならない。そして、この大弾圧は「共謀罪型弾圧」の先行適用でもあり、憲法改悪の先取りとも言える弾圧である。
 全人民の力を結集して、獄中の仲間を奪い返し、裁判闘争に勝利し、反弾圧闘争の勝利を闘いとろう。「満身創痍」と自ら表現する連帯労組関生支部への支援と連帯に全国から立ちあがろう!



 

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