共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

     3月23日 山口 

    上関原発建設反対!

    県内外から一六〇〇人結集
     

   
 三月二十三日、山口市内の維新百年記念公園において、上関原発を建てさせない山口県民大集会が開かれ、県内外から千六百名の人々が参加した。
 基調提起として原さんは、「原発の地元自治体というが、日本全体が地元だ。放射能に国境もない。誰もが当事者として反対の声をあげよう」と述べた。
 祝島の清水さんは、「三七年たたかっている。中国電力が上関をあきらめるまでたたかう。知事が埋め立て許可を出さないよう、五月末を期限として署名活動を開始する」と宣言した。
 福島在住の人見さんは、「原子力規制委員会が、リアルタイム線量計の八割を撤去しようとしている。私たちは線量計を行動の目安にしている。これは、福島の風物詩だと思っている。目障りだというなら、日本全国で建てたらいい。多くの自治体と市民がともに、撤去しないよう求めている。環境省が汚染土を全国の公共事業で使おうとしている。私は福島で引き受けるべきだと考える。帰還はさせないこと。東電幹部は、責任を取るために高い給料をもらっている。しかし事故が起きたら誰一人責任を取らない。責任を取らせなければならない。絶対に原発を動かしてはいけない」と訴えた。
 『未来のために半径五Mを変えていく』と題し、おしどりマコ・ケンさんが報告を行った。「原発事故以来、マスコミ報道が(大学で)教わってきたことと違うと感じ、東電記者会見を毎日書き起こした。記者会見に参加するようになった。現場の労働者からメールをもらい、質問した。数が足りずカッパを着ないで作業中に配管事故で汚染水をかぶった人がいた。泣きながら風呂で六時間皮膚をこすり続けたという。私は会社から『原発に関わるな』と言われるが、私もお客さんも不安だから東電の取材を続けている。私の活動にはじめ反対していた母が辺野古のビラまきをするようになった。おしゃれして美味しいもの食べて、相撲や野球など日常会話の一つとして原発のことも話そう」。突然のひょう(雹)による中断をはさみつつプロの話芸に引き込まれた。
 福島から阿武町に避難した女性が、上関原発、イージス・アショアに反対の声をあげよう、と呼びかけた。
 岩国から男性が、「上関原発はやめられる。きたる選挙で県議会を変えよう」と訴えた。
 会場外では、様々な展示、雑貨、飲食店などのテントが並んだ。8・6広島青空式典から9・6「山口のヒロシマ・デー」へ!連続行動実行委員会は、原爆、沖縄、岩国の写真展を開催。スミフル労働者の闘いの紹介。
 どんぐり転がしゲームや段ボールハウスなど子どもの遊び場を展開して、集会を盛り上げた。落ちてくるひょうに驚き子どもたちが泣く中での絵本の読みきかせをやりきった。
 世論は原発反対だ。「公有水面埋立免許延長を不許可に!上関原発建設計画中止を求める署名(知事あて五月末まで)」を集めきり、上関原発を終わりにしよう!



 

当サイト掲載の文章・写真等の無断転載禁止
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.