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     11・16 大阪

   声をあげよう! 弾圧許すな!

   全国集会に一二〇〇名の結集
    
      

   
 連帯関生支部弾圧と闘う全国集会が一一月一六日、西梅田公園で開催された。主催は藤本平和フォーラム共同代表などを呼びかけ人とする11・16全国集会実行委員会。主催者発表で、一二〇〇名が結集。北海道、東京、名古屋、徳島など全国各地の労働組合、市民団体などが参加し、文字通りの全国集会として開催された。
 集会は藤本平和フォーラム共同代表の主催者挨拶から開始された。藤本氏は「憲法二八条に規定された労働三権が完全に無視されている。安倍政権は戦争をする国造りに反対する部分に対しては、憲法すら無視して弾圧をかけてくる。労働組合に対する弾圧として闘うのは当然。それだけでなく民主主義と憲法を守る闘いとしなければならない」と集会の基調的な発言をおこなった。
 全日建の菊池委員長からは「一年を超える例を見ない政治弾圧。釈放者に対しても組合事務所立ち入り禁止、組合員との接触禁止など労働組合活動を否定する保釈条件がついている。裁判所が安倍政権の組合潰しの先兵になっている。他方で連帯関生支部の組合員を使う会社には仕事をまわさない、団交にも応じる必要はないと指示している広域協組には不当労働行為が認定されている。勾留者も三名となり徐々に反撃の体制が整いつつある、全国各地で『労働組合潰しの大弾圧を許さない実行委』を建設し、全国的な反撃を準備しよう」という発言が行なわれた。
 沖縄平和運動センターの山城議長からは「政府はあらゆる方法で弾圧をかけてくる。辺野古では五年で一〇〇人近くが逮捕された。しかし連帯関生支部弾圧ではたった一年で九〇名近くが逮捕されている。社会の分断が激しいなかで、全社会的な反撃の闘いが必要な政治弾圧との闘いは極めて困難だ。しかし放置すれば、労働運動だけではなく市民運動の分断、更には社会の分断へと結果する。韓国の仲間の闘いを思い起こそう。彼らは米軍基地反対をはじめとする様々な闘いを、体を張って果敢に闘うことによって社会的な分断を乗りこえパク・クネ政権を打倒した。憲法を守り、ファシズム、排外主義と闘おう。連帯関生支部支援はその重要な闘いだ」と発言した。
 「表現の不自由展・その後」をつなげる愛知の会の高橋さんは、「中止の翌日、一人で抗議ビラをまいた、松井大阪府知事や河村名古屋市長の猛烈な排外主義的な言動があった、その背景には日本の植民地主義・支配の隠蔽がある。現在の安倍政権の『戦争をする国造り』と連動している。連帯弾圧との闘いは労働組合潰しでだけではなく、戦争に反対する勢力に対する弾圧だ」と発言した。
 その後、川口真由美さんのミニコンサート、中井弁護士(大阪労働者弁護団)による裁判報告、一一三名の地方議員の連帯弾圧抗議への賛同を集めた連帯ユニオン議員ネットなど参加した議員らが一人ずつ挨拶を行った後、集会決議を採択した。閉会挨拶を、昨年の弾圧開始以来闘いの中心を担ってきた全港湾大阪支部の小林書記長がおこない、大阪地裁までのデモ行進をおこなった。
 連帯関生支部弾圧との闘いは、労働組合が全力で闘うことは当然である。しかしそれだけでは勝利することはできない。安倍政権の「戦争する国造り」とそれに向けた憲法破壊、民主主義破壊と闘う広範な社会的反撃戦として組織されなければ勝利することはできない。一一月一六日全国集会は、長期にわたる反撃戦の第一歩として成功裏に開催された。


 

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