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     12・3 沖縄

   辺野古新基地建設阻止!
   安和海上大行動が闘われる
   
      

 
 一昨年一二月、名護市安和の琉球セメント桟橋からの土砂搬出が始まった。それ以来、搬入口では土砂を積んだダンプを入れさせない闘いが、桟橋ではガット船(土砂等、工事用資材を運搬する船)を出航させない海上での闘いがそれぞれ続いてきた。一カ年を迎えた昨年一二月三日、ヘリ基地反対協が呼びかけて「安和海上大行動」が闘われた。
 朝七時、辺野古のテント2には各地からこの日のために多くの闘う仲間が結集。打ち合わせを済ませ、さっそく安和へ出発する。辺野古から安和へ大量のカヌーを運ぶのは大変な作業だ。入念な打ち合わせと準備のもと、手際よく安和に移動し、再集合した。
 同日、安和ゲート前では、土砂を積んだダンプが続々と琉球セメント構内に搬入されていた。数十人の人々がそれぞれプラカードや昇り旗を掲げ、抗議の声をあげる。すると機動隊が何の法的根拠もなく人々を乱暴に押し退け、ダンプを招き入れる。これが何度も繰り返される。だが人々はひるむことなく、抗議の声を上げ続けてきた。
 一〇時、桟橋横の小さな砂浜から続々とカヌーが出発した。全部で六六挺。この力でガット船の出航を阻止するのが大行動の当初の狙いだったが、前日から桟橋に停泊していたのは石炭船で、辺野古の工事とは関係がない船だった。天候不順もあるだろうが、沖縄防衛局が海上行動への大結集を恐れた結果だろう。
 一一時、浜と海上が合流しての集会が始まった。浜には約一五〇名が集まった。初めに安次富浩・ヘリ基地反対協共同代表が「今日から明日へ、不屈のたたかいを続けよう」、稲嶺進・前名護市長が「安倍政権は沖縄の民意を足蹴にしている」「連帯の輪を広げ、絶対に辺野古新基地を止め、普天間を返還させる」と力強くアピール。
 また、糸満市やうるま市など各地の「島ぐるみ会議」が連帯発言をした。「本土」からは土砂搬出反対全国連絡会からの発言もあった。集会の最後にカヌーチームを代表しての発言も含めて、約一時間の集会は終わった。陸と海の連携した実力阻止行動で、これからも新基地づくりに抗い続ける意志を鮮明にした集会となった。


 

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