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     4・3 東京

   20けんり春闘統一行動
    
経団連前に100人が結集   

 四月三日、20けんり春闘全国実行委員会が、新型コロナウイルス感染症拡大情勢下で、経団連に対して、大幅賃金引上げと休業賃金100%保障を求めて抗議行動をおこなった。
 午後三時から四時過ぎまで、東京大手町の経団連会館前に、約一〇〇人の労組員が結集した。
 はじめに、主催者あいさつを平賀・中小労組懇談会代表が行なった。「コロナウイルス感染拡大下の大変な情況がある。実質賃金は低下し続けている、大企業春闘のベアゼロ・マイナス回答では実質生活改善には程遠い。中小労組の生活と権利を守る闘いが今こそ重要だ」と提起した。そして、「ウイルス感染拡大は個人の問題ではない、社会的保護の体制をつくるべき。生命を守る闘いとして生活保障を求め、コロナ解雇を断じて許さない。経団連は雇用を守ることを通じて社会的責任を果たせ!」と訴えた。
 次に、渡辺・全国全労協議長が、「新型コロナウイルス感染拡大で春闘の自粛が強いられているが、長い闘いに備えていこう」とあいさつした。さらに、「大企業の内部留保の社会的還元をおこなえ。公共サービス削減をやめて医療体制の抜本的建て直しを。差別偏見の拡大を許すな!」などと訴えた。
 さらに、仲間の発言として、①郵政ユニオン委員長、②東京労組書記長、③全水道東水労、④神奈川シティユニオンの闘争歌、⑤全造船関東地協、⑥福島第一原発過労死裁判の原告遺族、⑦JAL争議団からアピールがあった。
 最後に、「中央総行動アピール文」を採択した。「20けんり春闘要求として、①生活できる大幅賃金引上げ、②休職・自宅待機労働者やフリーランスに賃金保障100%実施を、③経団連はコロナ便乗解雇・雇止め・内定取消しやめろ、実習生・移住労働者の雇用・生活保障を、④政府は医療合理化を中止して、コロナ対策の医療体制を再構築せよ、⑤イベント・営業自粛の損失補償を直ちにおこなえ! を掲げ最後まで闘う」と確認し、団結頑張ろうで総行動を締めくくった。
 20春闘をめぐっては、各産別・単組で大衆集会が相次いで中止や延期に追い込まれている。特に食品製造関連やサービス業では職場から一人の感染者も出せないという自粛圧力が極めて強い。20けんり春闘全国実は、4・3統一行動として予定されていた霞ヶ関各社社前行動と総決起集会・銀座デモを中止せざるを得ない中での今回の経団連行動であった。


 

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