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     5・3 東京

   コロナを口実とした改憲反対

   総行動が新宿一周デモ


 
 憲法記念日の五月三日午後、新宿駅東口アルタ前広場で、「戦争・治安・改憲NO! 総行動実行委員会(総行動)」呼びかけの、改憲反対デモが闘われた。
 午後四時から、デモ出発前の打ち合わせが行われた。最初に司会者は「本日、桜井よし子ら改憲派の集会に、安倍が『コロナ事態に対応し、憲法に緊急事態条項を書き込むことが必要だ』とメッセージを寄せたとの報道があった。私たちは新型コロナウイルス感染拡大に乗じた改憲攻撃、国家権力の強化、自由の抑圧を許さない」と語った。
 本行動の趣旨発言を池田五律さんが行った。「二〇二〇年度の予算では、五兆三〇〇〇億円もの防衛費が見直されることもなく、そのまま通っている。その一方で補償のないままに休業要請が強制されている。また、政府は特定の国を悪者に仕立て上げたり、特定の産業、そこに従事する人に対する差別排外主義を煽り、自らの失政を隠蔽しようとしている。私たちはこのような日本政府の姿勢を断じて許すわけにはいかない。そして、私たちに『自粛』を強制する一方で、自衛隊や米軍は一切自粛していない。私たちはこの憲法記念の日に、憲法への緊急事態条項追加、自衛隊明記を絶対阻止するという声を上げていかなければならない」と語った。
 続いて、反天皇制運動連絡会、「延長するなら補償しろ! デモ実行委員会」がそれぞれアピールを行った。
 最後に全体で、「安倍首相は『緊急事態宣言』を撤回しろ!」「検査と医療を補償しろ!」「コロナを改憲の口実にするな!」のシュプレヒコールを上げ、新宿駅前を一周するデモに出発した。
 ゴールデンウイーク真っ只中にも関わらず、沿道のデパートや商店のほとんどは閉店しており、人通りも極めて少ない状態であったが、デモ隊への沿道の人々の注目度は高かった。
 デモ後には、アルタ前広場に再び戻り、後段の集会が開かれた。
 「差別排外主義に反対する連絡会」の方は、「コロナへの恐怖を過剰に煽り立てることによって、感染者へのヘイトが発生している。コロナを口実にして人間を分断することを許さず、共に闘おう」と語った。
 また、「緊急事態宣言」反対、改憲反対、差別排外主義反対などを骨子とする「5・3共同宣言」が全体の拍手で確認された。
 最後に、全体でシュプレヒコールを行って、本行動は終了した。



 

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