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     7・5 京都

   Xバンドレーダー基地反対京都集会
     闘いの次の展望を考える

 
 米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会は七月五日午後、京都市内で「米軍Xバンドレーダー基地撤去!七・五京都集会」を開催した。
 レーダー基地がある京丹後市ではこの四月に市議会選挙が行われ、「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」として長年地元で基地問題に取り組んできた永井友昭さんが、新たに政治団体「京丹後宇川の風」を立ち上げて市議会選挙に挑戦し、多くの支持を集めて当選を果たした。この日の集会は、そうした条件の下で基地撤去をめざす闘いの展望を考える取り組みとして行われた。
 主催者あいさつに立った京都連絡会共同代表の大湾宗則さんは、七年前の基地問題の浮上以来の闘いを振り返りつつ、現地訪問活動や京都市内での宣伝活動などの日常的な取り組みを通して地元住民の「「安心・安全」を守る闘いに連帯していくこと、基地前での抗議行動をはじめ基地強化に反対しその撤去をめざす大衆的な行動を強化していくこと、沖縄や韓国・東アジアの人々との国際連帯を発展させていくこと、などを提起した。
 それを受けて、京丹後から駆けつけた永井友昭さんが「野の声を市政に!」をスローガンにして取り組んだ選挙戦を報告しつつ、基地をめぐる現状や今後の活動に向けた抱負を語った。
 Xバンドレーダー基地をめぐっては、とりわけこの数年間、米軍関係者の交通事故内容の非開示をはじめ、米軍と防衛省が基地建設当初の住民との間の「約束」を次々に反故にし居直るという事態が起こってきた。そうしたなかで永井さんは、初めて行った六月議会での一般質問のなかで、住民の「安全・安心」の確保に向けた京丹後市の姿勢を正し、米軍・防衛省の「約束違反」に毅然として対応すること、日米地位協定の抜本改定を市としても要求していくべきことなどを要求している。永井さんはそうした活動を紹介しつつ、地元住民の生活と要求に寄り添いながら、基地問題を問い糾していくと語った。
 集会ではまた、連帯労組関西生コン支部の仲間からのこのかんの闘いの報告も行われた。
 その後、同じ会場で「永井友昭さんを応援する会」の主催によって、「永井友昭さんの京丹後市議選勝利を祝う京都のつどい」が開催された。京都市内や関西からも、京丹後の基地問題と永井さんの活動に思い寄せる多くの人々が、様々なかたちで永井さんの選挙戦を応援してきた。そうした人々が集まり、感想・感慨を語り合い、永井さんの当選を共に祝った。


 

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