共産主義者同盟(統一委員会)






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     7・11 福岡

   九州山口政治集会を開催
      コロナ禍のもとで結集かちとる

 
 共産同(統一委員会)の九州山口政治集会が、七月一一日に開催されました。新型コロナウイルスの感染がまだ収まったとはいえない中、会場の換気をし、互いに距離をおきながら参集しました。
 司会の同志の開会挨拶に続き、今年三月に福島を訪れて現地住民と交流を果たして来た同志から、写真も使いながらの報告が行われました。コロナ禍で今年は福島現地でも様々な取り組みが中止になったということですが、欺瞞的に「復興」を掲げてみせる東京五輪に反対する行動を起こした人々など、現地で闘う諸氏との交流を果たして来た、ということでした。市街地でこそ目にはつかないものの、「除染」された表土を詰めたフレコンバッグがまだあちこちに積み上がっていたり、福島原発に近い飯館村ではなお作業関係者ばかりが村内で目立つこと、三春町にはなお原発の安全性をアピールする施設が存在すること、除染済みの土を運ぶトラックが何台も高速道路を走っていることなどが報告されました。
 続いて地方委員会の同志から、九州山口地方独自の情勢や方針提起を含めて基調報告が行われ、全体の拍手で確認されました。折しも九州では連日豪雨が続き、そのために集会参加がかなわない同志も出ました。政治集会基調で初めて言及された気候変動問題の深刻さを、集会参加者みなが強く感じることとなりました。
 基調報告に続いては、各戦線からの連帯アピールが行われました。
 アジア共同行動九州山口の闘う仲間は、コロナ禍ゆえになかなか集まることがかなわない制約をインターネットで乗り越えながら進めてきた闘いを振り返りました。まちがった民主主義を人民の手に取り戻すためのアジア共同行動の闘いであることが力強く宣言されました。
 次に、部落解放同盟の方から連帯あいさつです。狭山再審闘争が山場を迎える中、コロナ禍をはねのけながら毎月の駅前座りこみを一五年以上継続しているということと、高齢化が進む地域で、時に同和会系とも手を携えながら、孤独死をふせぐ取り組みをやっている、ということが報告されました。
 続いて岩国市在住の、『戦旗』読者会参加者からは、平和教育に携わりたくて日教組に加盟したこと、八七年に初めて岩国でデモをしたこと、沖合移設のはずが基地強化となって裏切られたこと、『戦旗』の分析の確かさと、多くの仲間とつながれていることが私の宝となっている、との発言がありました。ポストコロナで新しい社会を模索するべきときだ、力をあわせて乗り越えて行きたい、と意見を述べました。
 山口地区委員会からは、安保改定六〇年の年に、阿武町でのイージス・アショアの計画「停止」を強制し勝利した、という断固としたアピールがなされました。阿武町住民からの「これで町の展望が出た。凄く嬉しい」という声が紹介されました。そのためにこのかん、阿武・萩以外でも、山口全県下で住民説明会を要求をするなどの闘いを展開して来たことが力強く報告されました。
 戦線からの最後に労働組合で労働運動を担う同志は、コロナの第二波や豪雨の中で開催された意義を確認し、連合系の春闘が早々に「収拾」される中、中小零細の労働運動が粘り強く闘い続けていることを報告しました。最低賃金引き上げの要求、自治体の議会への申し入れ、外国人技能実習生支援、ホットラインを取り組んでいることも明らかにし、「民衆の危機を私たちが組織化つなげよう」と締めくくりました。
 感染対策として、集会スローガンの採択は読み上げるだけとしましたが、集会最後のインターナショナル斉唱は、断固として行い、政治集会を終えました。



 

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