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     7・16 千葉

   新やぐら裁判
   内田裁判長の結審強行を弾劾

 
 七月一六日、千葉地裁において新やぐら裁判が行われた。反対同盟と代理人弁護団そして傍聴団一体となった裁判闘争が闘われた。傍聴席がコロナ対策ということで三分の一に抑えられたが、内田裁判長を追及する闘いが戦闘的に貫徹された。
 本裁判は市東さんの土地に建設されたやぐらの底地の権利を巡る裁判である。本年四月に裁判長は内田から本田に替わった。しかし内田は移動先の東京高裁からわざわざ出張して裁判を行おうとしてきた。しかも反対同盟と代理人はコロナ情勢下にありながら強引に裁判を強行しようとしていることと反対同盟側の証人申請を全く認めない姿勢を問題にし、内田裁判長の忌避を申し立てていたのである。
 本来ならば内田はこの法廷に立てるはずがない。にもかかわらず、厚顔無恥にも内田が裁判長の席について訴訟指揮を執ろうとしていた。
 傍聴席からすぐさま抗議の声があがった。「お前はこの法廷には立てないんだぞ!」「忌避問題に片をつけないで何をしているんだ!」と怒号が飛ぶ。
 代理人である反対同盟弁護団もこうした事態を重視し、開廷時間になっても法廷に入らない。それもそうだ。忌避され、しかも交替したはずの裁判官が最終弁論の訴訟指揮を執ろうというのだ。前代未聞の事態である。こうした代理人の抗議に対して内田は「入廷しないなら、このまま裁判を行う」という恫喝を加えてきた。許してはならない。
 弁護団は入廷するやいなや、弁護団全員が激しい抗議を行った。「なぜ、あなたがいるんだ!」「裁判をなんだと思っているんだ!」。
 対して内田は「忌避に関しては理由が裁判を遅延させる目的と判断し却下した」「コロナ問題に関しては総合的に判断した」と、まったく論拠を欠いた「反論」を行ってきた。本田裁判長の職務代行の件に関しては最後まで一言の説明もない。
 こうした状況であっても弁護団全員が断固とした最終弁論を行った。三里塚闘争の正当性と市東さんに農地の耕作権があることを論証した。コロナ情勢で空港建設の「緊急性」なるものが破綻していることも明確にしたのである。
 これら弁論の最中も内田は始終時計を気にし、裁判の早期結審だけが目的であることがその態度からも明らかであった。
 そして弁護団の最終弁論が終了したとみるやいなや、内田は判決日を設定しようとしてきた。こうした態度に法廷内が沸騰する。「ふざけるな! 次回も継続論議だ!」「そもそもお前は判決を出せる立場じゃないだろ!」。激高した傍聴人が席から立ち上がり裁判官に詰め寄ろうとする。内田はすぐさま「退廷」を連発。三名が強制的に退廷させられた。
 混乱する法廷内で内田がようやく聞き取れる声で閉廷を宣し、次回判決日は追って連絡するとつぶやいた。数日後、弁護団にファックスで判決日を八月二四日にすると連絡してきた。
 当日の報告集会では反対同盟弁護団は裁判過程を勝利的に総括し報告した。内田を追い詰める闘いとして新やぐら裁判があったことを全体で共有したのである。
 八月二四日の新やぐら裁判判決を闘おう!


 

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