共産主義者同盟(統一委員会)






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   12・17 東京

  
空港会社は「明け渡し請求」を取り下げろ

    千葉地裁包囲デモ闘う

  

 一二月一七日、東京高裁において市東孝雄さんの農地をめぐる請求異議控訴審の判決公判が行われた。
 判決公判に先立ち、東京高裁を包囲するデモ行進が闘われた。日比谷公園の霞門に反対同盟を先頭に全国から労農学が結集。午前一一時四五分、司会の太郎良さんのあいさつで打ち合わせが開始された。
 反対同盟事務局の萩原富夫さんが「どのような判決が出されようとも、市東さんの農地を守り抜く姿勢に変わりはない。ともに闘い抜こう」と揺るぎない決意を明らかにした。
 続いて、動労千葉、関西実行委、沖縄・市東さんの農地を守る会と次々と連帯あいさつが行われた。参加者全員によるシュプレヒコールで打ち合わせを締めくくり、東京高裁を包囲するデモ行進に出発。寒風を跳ね返し、官庁街に市東さんの農地を守り抜く闘いの気勢を上げた。
 一四時からの公判に向けて全国から多数の労農学が結集し、傍聴闘争を闘い抜いた。
 一四時過ぎ、裁判長菅野が入廷。主文を読み上げる。「一、本件控訴を棄却する。二、強制執行停止決定を取り消す……」。全くの不当判決だ! 法廷内に「ナンセンス」の怒号が鳴り響く。裁判官は主文を言い渡すや否や、逃げ去るように退廷した。
 傍聴団と支援はすぐさま東京高裁前に結集。反対同盟の司会で抗議行動が取り組まれた。「不当判決であります! 絶対に許すことできません!」と判決内容の簡単な報告がなされ、抗議のシュプレヒコールが裁判所に叩きつけた。
 その後、弁護士会館で報告集会が行われた。市東さんは「一審の時と同じように期待はしていませんでしたが、あまりにも酷い判決です。証人の内容が一つも入っていないということを認めるわけにはいきません。しかし、これで負けたわけではありません。天神峰で畑を耕していくという気持ちは変わりません」と決意を語った。続いて弁護団から判決内容の批判がなされ、同時に上告手続きと執行停止に向けて弁護団が動き出していることが報告された。
 記者会見が行われた後、支援と同盟は市東さん宅離れに再結集し強制執行に備えた。「市東さんの農地を守る沖縄の会」も参加し泊まり込んだ。翌日からの「座り込み」の闘いの陣形を整えていったのである。
 不当判決を許すな! 反対同盟とともに農地死守―空港廃港を闘おう!




 


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