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   1・10 千葉

  
新年デモ・反対同盟団結旗開き

  市東さん「前を向いて勝利的に闘う」



 一月一〇日、成田市天神峰において、三里塚芝山連合空港反対同盟による新年デモと旗開きが行われた。晴天の下、一三〇人の労働者人民が結集し、二〇二一年を闘い抜く気勢をあげた。
 市東さんの南台の農地に結集した仲間を前に一三時一五分すぎ、司会の太郎良陽一さんが「昨年の東京高裁による、請求異議裁判の控訴棄却の不当判決を断じて許さない。市東さんの農地を守り抜く」とあいさつした。新年デモに向けた打ち合わせが開始された。
 反対同盟事務局の伊藤信晴さんが発言に立った。伊藤さんは、「新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、菅政権は緊急事態宣言を出した。しかし、管政権自体が労働者民衆の命を守る決意と責任感がないことは明白だ。東京高裁による市東さんの裁判の控訴棄却と農地取り上げの強制執行を認める反動判決を弾劾する。市東さんの農地決戦を徹底的に闘い抜き、ボロボロになっている空港を廃港に追い込む闘いの地平を切り拓いていく」と力強い呼びかけを行った。
 シュプレヒコールをあげて、いよいよデモ行進だ。反対同盟を先頭に南台の畑から、市東さん宅前までのデモ行進を貫徹した。
 午後二時過ぎ、司会の太郎良さんのあいさつで旗開きが開始された。今年は、市東さん宅の中庭で旗開きが開催された。
 はじめに、市東孝雄さんが発言に立った。市東さんは、「反対同盟は五五年目に突入した。昨年一二月一七日の東京高裁の不当判決は絶対に認めるわけにはいきません。最高裁に上告して、裁判闘争を闘い続ける」「コロナウイルスの感染拡大により航空需要が減っているにもかかわらず、空港機能強化・拡張に成田空港会社は固執している。そのような余裕は成田空港会社にはない」「動労千葉、関西生コンなど労働組合、沖縄、福島、三里塚を一つの闘いとして、今年一年、前を向いて勝利的に闘っていきます」と力強い決意を明らかにした。
 つづいて、「用地内」東峰の萩原富夫さんが、反対同盟の「闘争宣言」を読み上げた。「闘争宣言」は、第一に市東さんの農地を絶対に守る、第二に空港機能強化を粉砕し空港廃港へ攻勢をかけていく、第三に戦争と改憲にすすむ菅政権を打倒しよう、の三点を軸にしている。
 旗開きの中盤で、婦人行動隊の宮本麻子さんによるカンパ要請が行われた。その後、結集した諸団体の連帯あいさつが行われた。反対同盟顧問弁護団の発言があり、市東さんの農地を守る沖縄の会からのメッセージが紹介された。
 発言に立った共産主義者同盟(統一委員会)の同志は、一二月一七日の東京高裁による不当判決を徹底弾劾した。そしてコロナ禍において、労働者人民の命と生活・権利を守り抜く闘いをしっかりと地に足をつけて闘うとし、市東さんの農地を守り抜く闘い、三里塚闘争は、労働者人民の共通の利害に一致する闘いであり、その闘いを断固として推し進めていこうと述べた。アジア人民連帯のプロレタリア国際主義に立脚し、日帝―菅政権打倒を闘うとした上で、3・28芝山現地闘争に決起することを決意表明した。
 旗開きの最後に、参加者全員による団結ガンバローを行い、市東さんの農地を守り抜く決意を打ち固め、旗開きを締めくくった。



 


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