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   1・24 大阪

  
老朽原発を動かすな!

       関電本店前に350名が結集


 昨年一一月下旬から一二月上旬にかけて闘われたリレーデモ(『戦旗』第一五八四号(二〇二一年一月二〇日付に既報)、「老朽原発うごかすな!」の闘いは休む暇もなく続けられている本年に入って間もない一月二四日の日曜日には、「1・24関電よ 老朽原発うごかすな! 大集会」が、大阪の関西電力本店前で開催された。
 この日は、朝から降り続く雨の中だったが、三五〇名が結集して関西電力本店に怒りのシュプレヒコールを上げた。昨年九月六日の大集会では、カンカン照りの陽気がデモの後半から予想外の土砂降りとなり、それでも参加者の勢いは衰えるどころか、かえって元気いっぱいとなって最後までデモを貫徹したことを思い出す。この日は各自しっかり雨対策をしての結集だ。
 原子力発電に反対する福井県民会議・中嶌哲演さんの主催者あいさつに続き、「老朽原発うごかすな! 実行委員会」から木原壯林さんが、集会宣言に代わるアピールをする。老朽原発をうごかそうとしている関電の原発では人身事故やトラブルが頻発している。中でも蒸気発生器や加圧器の配管の損傷は大事故につながる危険なものである。昨年一二月四日に大飯原発三、四号機(老朽原発ではない)の設置許認可取消しが大阪地裁によって命じられたことは、ましてや四〇年をはるかに超えた老朽原発の再稼働の危険性を浮き彫りにする。
 引き続くコロナ禍のなかで万一原発が重大事故を起こしたら長期の避難生活の中でウイルス感染を防ぐことはできない。だからこそコロナ禍でも委縮せずに創意工夫を持って闘い勝利しようという訴えがあった。
 その後、地元美浜町の議員や福島からの武藤類子さんのメッセージ、原発差し止め訴訟についての井戸謙一弁護士からの報告、参加した諸団体の発言などを受けて、まだ降りやまない小雨のなかデモに出発した。
 一月一五日には、大阪地裁判決を踏みにじって大飯原発四号機の再稼働が強行された。同実行委は緊急の呼びかけを発して大飯原発の前で抗議行動を展開した。たしかに再稼働は密室の中でボタン一つで可能かもしれない。しかし、「原発なんか本当はあってほしくない、そんなものはいらないのだ」という80%を超える隠れた民意が行動となって現れる時には、そのボタンを押すことは誰もできなくなる。そのような日を一日も早く引き寄せるために、粘り強く、力強く、ともに闘おう。


 


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