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   3・10 京都

   日韓オンライン学習会開催

     すべての核の廃棄のために

 

 3・10日韓オンライン学習会「すべての核の廃棄のために」が京都市内で開かれた。コロナ禍でも交流しようと準備された、韓国と日本の反核・反原発運動の相互学習会だ。第一回となるこの日の学習会は、日本側が七都市、韓国側が少なくとも四都市を結んで行われた。平日昼間のオンライン企画だが、京都の会場に直接参加した人も多かった。
 ソウルの会場には、今回のオンライン企画を提案した「核廃棄のための全国ネットワーク」やAWC韓国委員会のメンバーがいて、司会は韓国側が進行する。同時通訳が入り、最初に今回の企画の趣旨が共有され、続いて韓国の反原発運動の流れをまとめたプレゼンが行われた。国際的には脱核政権と思われている文在寅政権が、実は原発を稼働し続け、新設し、輸出まで行う核振興政権であるという批判と、政権への期待の中で韓国の反核運動・反原発運動が弱化したが、再出発しなくてはならないとの内容だった。
 続いて日本側から、若狭の原発を考える会の木原壯林さんが「怖ーい老朽原発」、続いて京都脱原発原告団の吉田めいせいさんが「日本の脱原発裁判について」という報告をそれぞれ行なった。日韓双方でかなりの人数がオンライン参加しているようだ。小さい画面の中に知っている顔も知らない顔もある。相互に関心も高く、それぞれ質疑応答が行われた。
 その後、実行委員会に参加する日本各地の仲間からの発言があった。老朽原発である東海第二原発の再稼働に反対し、東京オリンピックや福島原発汚染水の海洋放出に反対する東京の仲間や、8・6青空式典と同日の日韓共同行動を数年にわたり積み重ねてきた山口の仲間からは上関原発新設を絶対に許さないという発言があった。また福島からも、3・11から一〇年目の子ども被ばく裁判の判決を糾弾し、被ばくを隠し、子どもたちをはじめ福島原発事故の被害者を切り捨てる日本政府を強く批判し、原発のない社会を作るための決意が表明され、胸が熱くなった。
 オンライン学習の最後に共同確認文が朗読され採択された。AWC韓国委代表のホ・ヨングさんは、まとめの挨拶の中で、解決不能な事故と核のゴミを生み続ける原発を稼働しつづける資本主義を強く糾弾し、また次回の学習会で会うことを約束して終了した。


 


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