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   3・11 福岡

  原発ゼロ! 3・11福岡集会

     天神周辺を二〇〇名がデモ

 

Z 福岡市では福島原発事故から一〇年目にあたる三月一一日に「原発ゼロ! 3・11福岡集会」(主催3・11実行委)が中央区警固公園で開催され、天神周辺一周デモのあと九州電力本店への「原発ゼロ! を求める申し入れ」行動が行われた。集会場の警固公園は3・11を忘れない福島の写真やキャンドルなども設置され、平日のお昼の時間帯に集まった二〇〇人の労働者人民は、原発事故から一〇年、収束するどころかデブリ取り出しの見通しも立たず原発のゴミや汚染水は増え続け、また被災者避難者の苦闘が続く福島を忘れない新たな思いと原発のない社会を求め続けていくことを固く誓った。
 集会は、主催実行委の挨拶のあと、三人の方が特別報告をおこなった。福島原発事故被害救済九州訴訟原告団代表は、避難しなければ「死んでしまう」と福島県いわき市などから福岡へきた避難区域外からの自主避難者を中心とした裁判を二〇一四年提訴した。昨年六月避難の相当性をめぐって東電の責任は認めても国の責任を認めなかった福岡地裁判決に怒り、二月の避難者千葉訴訟で東京高裁が国と東電の損害賠償責任を認めた判決を受け、今後も控訴審を闘うと述べた。次に玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会は、プルサーマル運転差し止めの仮処分を求めた裁判で九電の主張を認める判決を出す司法を厳しく断罪した。また地震動の過小評価や火山噴火の可能性などをめぐり運転差し止めを求める二つの訴訟の判決がでる翌一二日の佐賀地裁への結集を呼びかけた。さらに「原発なくそう! 九州玄海訴訟」は、玄海原発訴訟敗訴の中にあっても、昨年暮れ一八万人の避難者が想定されるにもかかわらず二〇〇人たらずで実施された避難訓練の欺瞞さや重大事故等対処施設の遅れなど、多くの人々、団体が原発の運転に反対していることを強い思いで訴えた。
 次に実行委七団体によるスピーチが行われた。最初に登壇した「原発止めよう! 九電本店前広場」は二〇一一年四月より開始した九電本店前にテントを設置し三六〇〇日を超えていることなどのべた。さらに金曜行動を取り組む団体などが次々に「原発止めよう」「廃炉にしよう」と熱く呼びかけた。
 最後に原発再稼働・老朽原発稼働延長・新増設に反対しすべての原発廃炉などを求める集会宣言を採択し、お昼過ぎの会場周辺で人手も多い中、思い思いの横断幕、プラカード、のぼり旗をもって天神一周デモをおこなった。
 このあと五〇人余りの人々、運動団体による九電本店での申し入れとリレートークを行って3・11行動を終了した。


 


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