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   3・17―24 大阪

おおさかユニオンネットワークが

  春闘総行動を貫徹

 
 三月一七日、二四日両日にわたり、おおさかユニオンネットワーク春闘総行動が行われた。総行動は争議を抱える労働組合が相互に協力して抗議、申し入れなどを行う行動で、大阪では毎年春闘時期に行っている。
 三月一七日は西山短期大学(大阪教育合同労組)。留学生コースの廃止に伴う一方的雇止めで、当該がストに突入。この日は卒業式で当該の教え子たちも応援に駆けつけてくれた。
 三月二四日は朝九時から大阪市役所前にて出発集会。介護関係労組と教育関係労組がそれぞれ大阪市に対する申し入れ。いつもなら少し市の部局と懇談するのだが、この日は闘いがつかえていたので急いで移動。大建技術コンサルタンツ(全日建ゼネラル支部)。CADオペレーターの解雇案件。サンケン電気大阪支店。全国的には翌二五日の行動予定であったが、大阪では総行動に組み込んだ。
 大阪市内から府北部豊中市に移動。昼食休憩後、豊中郵便局(郵政ユニオン)。ここはパワハラ案件と組合敵視による合意事項の不履行。郵政ユニオンが全労協、全労連に二重加盟している関係でこの場には大阪労連の仲間も参加し、一連の行動では最大結集の一六〇人となった。大阪市内南部に戻り、山紀会本部(ケアワーカーズユニオン)。ここは長年続く組合敵視で現在は組合執行部に対する損害賠償裁判まで仕掛けている。特に、労担をしているのが元組合専従ということもあって参加者の怒りが爆発した。続いて、リアン合同会社(ユニオンぼちぼち)。団交では解雇撤回、未払い賃金支払いで合意したのに、言を左右していつまでも履行しないという会社。
 最後は二手に分かれた。一つは東リ本社(LIA労組)。偽装請負、違法派遣で直接雇用を求める闘い。現在大阪高裁で係争中。もう一つは樽本機工(全港湾大阪支部)。ここは不当解雇、パワハラ、セクハラの案件。労働委員会での勝利命令を背景に、ほぼ妥結できるところまで交渉を進めているのに、後ろに隠れた経営者がいつまでたっても首を縦に振らないために争議が継続している。
 争議先八件は、近年では最も多い。コロナ禍以降の経済状態の悪化を背景に紛争それ自体の多発と経営の悪質化が進み、争議化する案件が増えている。すべての争議に勝利するべく、これからも奮闘していきたい。



 


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