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   3・20 福井

高浜現地に400名が結集

  老朽原発うごかすな!

 

 三月二〇日、「関電よ 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会」が関電・高浜原発を抱える高浜町で開催された。主催は、昨年の関電本社から美浜原発へのリレーデモなどこのかん精力的な闘いを展開してきた「老朽原発うごかすな! 実行委員会」である。
 若狭の四〇年超え老朽原発(美浜三号機、高浜一、二号機)の再稼働策動をめぐっては、さる二月中旬に福井県知事が県議会に対して再稼働の是非に関する議論に入るよう要請したことで、一挙に煮詰まった局面に突入した(『戦旗』二〇二一年三月五日号参照)。しかし、この県知事の唐突な要請は、保守系議員を含めた反発を招き、福井県議会はとりあえず会期中の三月議会での議論は行わないことを決めた。他方、三月一八日には、同じく四〇年超えの茨城県・東海第二原発について、水戸地裁が運転差し止めを命じる判決を下した。
 こうした情勢の中で、高浜現地集会は老朽原発の再稼働に反対する人民の意思を示す重要な闘いの場となった。それを反映して福井や関西各府県を中心に約四〇〇人の人々が高浜現地に結集した。また、福島、東京、愛知、伊方など反原発を闘う多くの地域からの参加があった。
 この日の行動は高浜原発に向けたデモ行進で始まった。「老朽原発いますぐ廃炉!」のシュプレヒコールが響く。原発ゲート前では、関電に対して老朽原発の再稼働準備の即時中止などを求める申し入れ書が提出された。
 その後、高浜文化会館で屋内集会がもたれた。ここでは、高浜町、大飯町、美浜町、小浜市など若狭の地元で反原発運動を続ける人々、また福島や茨城など全国から駆け付けた人々のアピールが行われた。また、全国の原発地元で闘う団体から連帯メッセージが寄せられた。被曝労働に抗いながら闘う釜日労をはじめ、労働組合からの発言もあった。
 集会後には、民家が立ち並ぶ高浜町内を練り歩くデモ行進が行われた。家の外に出て、手を振ったり頭を下げたりする地元の方もいた。
 老朽原発うごかすな! の大義は多くの人々に共感をもって捉えられている。闘いをさらに拡大し、再稼働阻止へ闘いをさらに前進させよう。



 


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