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   3・27 東京

  さようなら原発首都圏集会

日比谷野音に一五〇〇名


 三月二七日午後、日比谷公園野外大音楽堂で、「3・27福島原発事故一〇年 さようなら原発首都圏集会」が開かれ、一五〇〇名が参加した。主催は「さようなら原発 一千万署名市民の会」、協力が「戦争させない・九条壊すな! 総がかり実行委員会」。
 午後一時から、落語家の古今亭菊千代さんの司会で集会が始まった。はじめに福島県出身のシンガーソングライター・片平里菜さんのオープニングライブが行われた。
 続いて呼びかけ人のルポライター・鎌田慧さんと、作家・澤地久枝さんが主催者あいさつを行った。澤地さんは「私は去年の九月で九〇歳になった。命のある限り反原発の志を、多くの人たち、特に原発のことを知らない若い人たちに語りかけていきたい」と語った。
 福島原発刑事告訴団事務局長の地脇美和さんは、「一昨日、Jビレッジから、オリンピック聖火リレーが強行された。福島原発事故は収束しておらず、今も原子力緊急事態宣言が発令中だ。福島はオリンピックどころではない。大きな地震や台風の度に全国各地の原発を心配しなければならない状況はいつまで続くのか。一〇年経っても事故の実態解明も十分にできていないのに、政府は原発を再稼働し、汚染水を薄めて海に流そうとしている」と語った。
 東海第二原発運転差止訴訟原告団共同代表の大石光伸さんは、「水戸地裁は東海第二原発は運転してはならないという判決を出した。住民側の勝訴だ。この判決を材料に老朽被災原発再稼働を阻止し廃炉に追い込もう」と語った。
 他にも「原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟」の吉原毅さん、国会議員の菅直人さんがそれぞれ連帯発言を行った。
 最後に呼びかけ人の作家・落合恵子さんが閉会あいさつを行った後、参加者は東電本店前から銀座の繁華街を抜け、東京駅手前へ至るデモ行進に出発した。
 デモ行進は、新型コロナウイルス感染防止のために、多くの行程では宣伝カーからのアナウンスが基本となるサイレント形式となった。だが、東電本店前や銀座・数寄屋橋交差点付近では各自がシュプレヒコールをあげ、沿道の人々に原発再稼働反対、放射能汚染水の海洋投棄反対、東海第二原発再稼働阻止を訴えていった。



 


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