共産主義者同盟(統一委員会)






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■5・30 東京
 
中央政治集会を開催
 日帝―菅政権打倒の決意固める
 「マルクスの共産主義社会論」講演も

 


 五月三〇日、東京・足立区勤労福祉会館において「二〇二一年共産同(統一委員会)中央政治集会」が開催された。
 午後一時二〇分、司会の「昨年の四月は、緊急事態宣言で政治集会を中止せざるを得なかった。われわれは、困難な状況の中で、沖縄、三里塚、反原発とさまざまな闘いを創意工夫をもって推進してきた。不当逮捕、不当ガサ、弾圧にも負けない革命党建設をなしきろう」とあいさつし集会が開始された。
 はじめに、弁護士の遠藤憲一さんと吉田哲也さんから連帯あいさつがおこなわれた。遠藤弁護士は、菅政権によるコロナ対応は、労働者人民に犠牲を強いながら、経済を回すという資本の利潤追求であると断罪した。さらに、デジタル関連法、デジタル庁に関して、労働者人民の個人情報を収集し、管理・監視・統制しようとしていると徹底批判した。
 吉田弁護士は、三里塚の市東さんの耕作権裁判に関して、いつ上告棄却が出されるかもしれない状況であり、市東さんの農地を守り抜こうと呼びかけた。
 統一共産同盟の方は、コロナ禍での医療崩壊は自民党政権下の医療体制縮小の必然であり、人災であると徹底批判した。そして、菅政権と米バイデン政権の日米軍事同盟の強化を批判した。排外主義―天皇制との闘いの重要性を明らかにし、ともに日帝打倒を闘おうと結んだ。
 労働者共産党の方は、サンケン労組の闘いが日韓民衆連帯の労働運動として前進していることを明らかにした。
 アジア共同行動日本連顧問の鴨居守さんは、アジア共同行動が、日米軍事同盟の強化と対峙し、アジア諸国・地域の民衆連帯を築きあげてきたことや、岩国行動を全国的な運動へと押し上げてきた地平を確認する発言をおこなった。
 三里塚芝山連合空港反対同盟、共産主義者同盟首都圏委員会、沖縄労共闘からは連帯メッセージが寄せられ、司会が代読して紹介した。
 つぎに海外から寄せられたビデオメッセージが上映された。フィリピン民族民主戦線と台湾労働人権協会からの反帝国際連帯の熱烈なメッセージであった。
 休憩をはさんで、基調報告が政治局の同志より、提起された。①日米軍事同盟強化と対決し、菅政権打倒の闘いを、②コロナ禍の下、階級的労働運動の前進をかちとろう、③差別・排外主義と闘い、階級的闘争の新たな発展を、④搾取・抑圧・差別の廃絶に向け、共産主義の大道への四点にわたって二〇二一年の闘争方針が力強く提起された。
 つづいて、「マルクスの共産主義社会論」と題して赤城護さんによる講演がおこなわれた。赤城さんは、マルクスがどういう共産主義社会を展望したのかを、『ゴーダ綱領批判』『共産党宣言』『ドイツ・イデオロギー』などのマルクス・エンゲルスの著作を引用しながら展開していった。まずは、資本主義のブルジョア的所有の廃止、いわゆる私的所有の廃止を前提に、第一に経済システムに則して、第二に生産様式に即して、第三に分配原理に即して、第四に管理形態に即して、四つの側面からマルクス・エンゲルスの共産主義の構想を提起していった。
 一時間にわたる講演と質疑は、資本主義の矛盾を明らかにするとともに、マルクス・エンゲルスの共産主義論を現代に復権し、労働者階級人民が自らのイデオロギーと実践として共産主義を目的意識的に獲得していかなくてはならないと実感するものであった。
 つぎに、首都圏地方委員会から闘いの報告、方針、決意表明がおこなわれ、拍手で確認された。5・3国会行動被弾圧者からの不当弾圧を跳ね返して闘い抜いた報告もおこなわれた。労働運動戦線、統一委員会行動隊、部落解放委員会(準)からの報告と決意表明がなされ、侵略反革命と闘う障害者青年同盟からのメッセージが読み上げられた。
 最後に、闘争スローガンを参加者全員の拍手で採択し、中央政治集会を終えた。

 


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