共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

   
  ■7・11 三里塚
  市東さんの農地を守ろう
 
第4回天神峰樫の木まつり



 七月一一日午後、三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で、「第四回天神峰樫の木まつり」が開かれ、一五〇名が参加した。
 まつりに先立って、午後一時より市東孝雄さんの南台の畑で集会、デモが行われた。
 反対同盟事務局の伊藤信晴さんは、芝山町長相川による会場貸し出し不許可への反撃、航空需要激減の中での第3滑走路建設攻撃の現状など、現地情勢を説明した。伊藤さんは最後に「成田軍事空港反対の旗を掲げ共に闘おう」と発言を結んだ。
 次に六月八日、最高裁による請求異議裁判上告棄却決定前から強制執行実力阻止態勢を取り、毎日早朝から市東さんの農地を最前線で守り抜く共闘団体各派の現地常駐者が、それぞれ闘いへの決意を語った。司会の反対同盟事務局の太郎良陽一さんは、一九九〇年一月一六日に強行された、天神峰現闘本部だまし討ち封鎖の総括から現在の態勢を取っていることを、当時反対同盟が出した声明の一部を読み上げて説明した。
 最後に太郎良さんの音頭による「団結ガンバロー」で集会は終了し、市東さん宅までのデモ行進へと移った。
 午後二時から、市東さん宅中庭において、伊藤さんの司会のもと、「第四回天神峰樫の木まつり」が開始された。主催者あいさつの中で反対同盟事務局の萩原富夫さんは、「私たち反対同盟は、市東さんの農地をめぐる裁判闘争を一五年にわたって闘い続けている。コロナ禍によって航空需要は90%失われている現状だ。これからも市東さんの農地と営農を守り抜き、第3滑走路反対で闘っていく」と語った。
 その後、動労千葉、関西実行員会などがそれぞれ連帯アピールを行った。また、川口真由美さんらの力強い歌の披露もあり、まつりを大いに盛り上げていった。
 連帯アピールに立った二期阻止全国共闘は、「最高裁の請求異議裁判棄却決定を徹底弾劾する。市東さんの決意を受け、反対同盟とともに、強制執行実力阻止で闘いぬく。コロナ禍中での東京オリンピック・パラリンピック反対。重要土地規制法強行制定を弾劾し、反戦、反基地、国際連帯で闘いぬく」と語った。
 共産同(統一委員会)の同志は、「強制執行実力阻止態勢の堅持と、決戦本部に多くの人民が結集することを通して、市東さんの農地を守り抜く闘いを続けていく。菅政権はコロナ失政で追い込まれている。東京オリ・パラの開催強行に反対する。われわれは反戦、反安保、沖縄連帯の闘いを通して、菅政権打倒に迫っていく。八月米韓合同軍事演習反対、辺野古新基地建設阻止、対中国戦争を想定した陸自大演習に反対する闘いを全国でつくっていく」と語った。
 市東孝雄さんは、「確かに裁判では負けたが、裁判だけが闘いではない。この地でいかに権力に対して力を発揮できるかだ。全国の皆さんと連帯して闘っていく。身体の続く限り天神峰で畑を耕していく。福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして共に闘う」と語り、参加者からひときわ大きな拍手が起こった。
 最後に太郎良さんのまとめ、「団結ガンバロー」で樫の木まつりは終了した。


 


Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.