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■9・17 東京 第四回「原発いらない金曜行動」 首相官邸前で180名が抗議 九月一七日夕刻、首相官邸前で、第四回「原発いらない金曜行動」が取り組まれた。主催は同実行委員会。 午後六時三〇分より司会の挨拶で集会がはじまった。はじめに参加者全体で首相官邸に向けて、「福島事故は終わっていない!」「老朽原発動かすな!」「海を汚すな!」とシュプレヒコールを叩きつけた。 たんぽぽ舎共同代表の山崎久隆さんは、「『多核種処理設備』ALPSの空調系フィルターが全損していたことが判明した。破損の原因が分かっていないのに、東電は五日後の九月七日にはALPSを再稼働させた。実は二年前にもフィルター全損は起こっていたのだが、東電はこれを報告せずに放置していたことが今回初めて明らかになった。さすがの原子力規制委員会もあきれ果て、東京電力の安全無視の姿勢を断罪した。こういう会社が汚染水を海に流す作業を二年後にはじめようとしているのだから、とんでもない話だ。さらに柏崎刈羽原発の再稼働などおよそ考えられない話だ。汚染水の海洋放出を絶対にやめさせよう」と語った。 その後、大間原発建設に反対する「あさこハウス」支援者や、脱被曝実現ネットからのアピール、女川原発再稼働反対運動に取り組んでいる宮城金曜行動からの連帯メッセージの代読、日本音楽協議会の歌によるアピール、参加者からのアピールなどが続けられた。発言の合間には官邸へ向けたシュプレヒコールが断続的に行われた。 たんぽぽ舎の柳田さんは、終わりのスピーチで、「福島第一原発汚染水の海洋放出が二年後に迫っている。この運動は継続していくことが極めて重要だ。次回一〇月一五日の第五回金曜行動に結集を」と語った。 最後に参加者全体で、「原発やめろ!」「日本のどこにも原発いらない!」と怒りのシュプレヒコールを叩きつけて行動は終了した。 |
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