共産主義者同盟(統一委員会)






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   ■10・3 三里塚
  
市東さんの農地を守ろう!
  全国総決起集会に490名



 一〇月三日、成田市栗山公園において、「市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・菅政権打倒! 10・3三里塚全国総決起集会」が三里塚芝山連合空港反対同盟の主催で開催された。
 台風一過の晴天のもと、全国各地から闘う労働者人民四九〇名が結集した。

●二期阻止全国共闘前段独自集会かちとる

 午前一一時、二期阻止全国共闘の前段独自集会がシュプレヒコールをもって開始された。
 はじめに、日本反帝戦線より基調報告が提起された。第一に、市東さんの農地の強制執行をめぐる請求異議裁判は、六月八日の最高裁の上告棄却決定で、成田空港会社による強制執行を認めるという極反動判決だ。しかしながら、コロナ禍において航空需要は落ち込み、成田空港会社の存続すら危ういなかで、市東さんの農地を取り上げる根拠はなくなっている。第3滑走路建設をはじめとした空港機能強化策と、第3滑走路建設を粉砕し、市東さんの農地を守り抜く強制執行実力阻止を闘おう。第二に、自民党総裁選において、菅に代わり、岸田政権が誕生した。本質は安倍―菅を引き継ぐ自公政権に変わりはなく、日帝―岸田政権打倒で闘おう。第三に、今秋陸上自衛隊大演習が強行されている。日米軍事体制の強化を許さず、反戦・反基地闘争を闘おう。第四に、一一月岩国行動の成功にむけて奮闘しようと、四点に渡って闘争方針を提起し、参加者の拍手で確認した。
 つづいて、統一委員会行動隊、首都圏労共闘、関西、青年・学生それぞれから力強い闘いの報告と決意が明らかにされた。
 再度のシュプレヒコールで、前段独自集会を締めくくり、本集会へと臨んだ。

●強制執行阻止の決意固める

 正午過ぎ、太郎良陽一さんと宮本麻子さんの司会で、本集会が開始された。
 主催者あいさつに反対同盟事務局の伊藤信晴さんが立った。伊藤さんは、コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊が起きる日本は「経済大国」とは言えない。そして、成田空港の軍事空港化を阻止し、反戦闘争の爆発をもって市東さんの農地を守り抜こうと訴えた。
 つづいて、基調報告に事務局の萩原富夫さんが立った。萩原さんは、岸田内閣について打倒あるのみと断じた。そして、陸上自衛隊の大演習に対して、戦争挑発を許さず、全国で反対闘争に立ち上がろうと訴えた。
 市東さんの農地を取り上げる強制執行が可能な状況になっているが、コロナ禍で成田空港に旅客便は激減し、ほとんどが貨物空港状態になっている。市東さんの農地を取り上げる根拠は全くないのは明白だ。さらに、市東さんの揺るぎない決意が、空港会社の農地取り上げ攻撃を跳ね返している。同時に、反対同盟が団結して闘い続けることにこそ大きな勝利の要因があると、勝利の確信を明らかにし、三里塚闘争を闘い抜き、発展させようと力強く訴えた。会場の参加者が万雷の拍手で応えた。
 連帯あいさつでは、動労千葉、関西新空港反対住民、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部それぞれから、あいさつが行われた。
 「市東さんの農地取り上げをうち破ろう」では、はじめに、市東孝雄さんが発言に立った。市東さんは、請求異議裁判の最高裁の上告棄却決定に対しては、「最終的に勝つという気概でいます」。「わたしは農民ですので、農民には土地がなければ農業はやってゆけません。空港会社のやり方は、許せません。反対同盟は今まで通り、福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとしてこれからも闘っていきます」と不動の決意を明らかにした。
 つづいて、反対同盟顧問弁護団が三里塚現地の闘いと一体に、裁判闘争を闘う決意を表明した。
 婦人行動隊の宮本麻子さんのカンパアピールにつづいて、川口真由美さんによる歌と演奏が披露された。ギターのベース演奏に萩原富夫さんも加わり、会場を盛り上げた。
 「福島・沖縄・三里塚一体で国策と闘う」では、福島からの訴えにつづいて、市東さんの農地を守る沖縄の会事務局長の金治明さんのメッセージが寄せられていることが紹介された。
 住民・市民団体アピールにつづく、共闘団体決意表明で、壇上に立った共産主義者同盟(統一委員会)の同志は、市東さんの農地を守り抜く強制執行実力阻止を闘い抜くことを明らかにした。そして、陸上自衛隊大演習阻止、岸田政権打倒、一一月岩国行動の成功にむけて奮闘する決意を明らかにした。
 集会宣言、行動提起、デモコース説明・ガンバロー三唱を太郎良さんが行い、いよいよデモ行進だ。 デモコースは、栗山公園から成田市役所通り、新参道、栗山公園の二キロメートルのコースだ。強制執行阻止! 空港機能強化粉砕! 日帝―岸田政権打倒! を訴えデモ行進を貫徹した。





 


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