共産主義者同盟(統一委員会)






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■10・20 東京
 新やぐら裁判控訴審闘争
 昼の霞が関を席巻するデモ



 一〇月二〇日午後、東京高裁(第二民事部、渡部勇次裁判長)で新やぐら裁判控訴審第一回口頭弁論が開かれた。
 本裁判は、三里塚芝山連合空港反対同盟が市東さんの所有地・畑に建てた大看板や監視やぐらなど四つの物件に対して、成田空港会社(NAA)が、物件撤去と底地明け渡しを求めて提訴した裁判だ。千葉地裁は反対同盟に明け渡しを要求する権利も資格もないNAAの主張を鵜呑みにする不当判決を下した。反対同盟はこれに対し控訴をして闘っている。
 東京高裁での控訴審闘争に先立って、霞が関デモが闘われた。
 反対同盟、支援は、一一時三〇分に日比谷公園霞門に結集し、その場でデモ出発前の「打ち合わせ」を行った。
 反対同盟事務局の萩原富夫さんは、「反対同盟が建てた大看板ややぐらは、闘いのシンボルであり、市東さんの農地と一体のものだ。成田空港会社は空港機能拡張と第3滑走路を作ろうとしているが、このような大規模な空港は必要の無い時代になろうとしている。二酸化炭素を大量に排出する飛行機の運行を減らすことは地球的課題だ。国土交通省と成田空港会社は時代遅れだ。市東さんの農地を奪い、農業を破壊することは許されないということをデモでアピールしていこう」と語った。
 つづいて動労千葉、関西実行委、市東さんの農地取り上げに反対する会がそれぞれの立場からアピールを行った。
 司会の反対同盟事務局の太郎良陽一さんは、「現地では市東さん、萩原さんが『強制執行来るなら来い』と胸を張って営農を続けている。反対同盟と支援は、強制執行阻止の二四時間の監視態勢をとっている。請求異議裁判が上告棄却されても絶対農地を渡さない陣形が築かれている。そのことを確認した上で、本日は裁判闘争勝利に向けてデモを闘っていこう」と締めくくった。
 参加者全体で「渡部裁判長は重要証人を採用しろ!」「市東さんの農地を守り抜くぞ!」「三里塚空港粉砕!」とシュプレヒコールを上げた後、霞が関デモへと出発した。デモ参加者は、昼休みで多くの人が行き来する官庁街を練り歩き、支援と注目を訴えていった。デモ終了地点の霞門に再度戻ってきたデモ隊は、その後裁判傍聴闘争へと向かった。


 



 


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