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■10・29 大阪
 東京五輪反対行動を総括的に討論



 一〇月二九日、大阪の大淀コミュニティーセンターで、「金より命!?  汚リンピックの正体」と題する講演集会が開催された。
 この集会を主催した「東京オリンピック・パラリンピック反対!実行委員会」は、昨年春から今年夏にかけて、東京五輪に反対して数次にわたって集会・デモ、街頭アピール行動などを行ってきた。今回の集会はそれらの取り組みを振り返り、東京オリンピックとは何だったのかを総括的に討論する場として設定された。
 集会ではまず、今年七月二三日に強行されたオリンピック開会式に対する東京での抗議行動に参加した学生が、当日の取り組みの様子を写真と口頭で報告した。
 その後、小笠原博毅さん(神戸大学教員)が、「パラレルワールドと資本主義社会の断末魔」と題する講演を行った。
 東京オリンピックは新型コロナウイルス感染拡大の真っ只中で強行された。「(都内の感染状況は)パラレルワールドみたいなもの」、「われわれから東京で感染を広げていることはない」というマーク・アダムスIOC広報部長の発言にもかかわらず、実際には公式発表でも九〇〇人近くの五輪関係者の感染が報告されている。
 小笠原さんは東京オリンピックがこのようにコロナ感染を助長し、虚構の上に成り立ったものであることを批判した。その上で、「オリンピック憲章」の遵守とIOCの承認を必要とするオリンピックそのものが、さまざまな領域において分断を助長するものであることを指摘した。
 小笠原さんはまた、東京オリンピックの巨額の開催費用に触れながら、「ぼったくり」と「はったり」の祭典としてのオリンピックを批判した。
 質疑・討論のなかでは同様のメガイベントとして二〇二五年に予定されている大阪万博に反対していく必要なども語られた。



 


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