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   ■11・20
岩国国際連帯集会
岩国、沖縄、宮古、佐世保、京丹後、韓国、フィリピン 反戦・反基地・国際連帯を深めた

 二〇日一七時三〇分から「2021岩国国際連帯集会」がアジア共同行動(AWC)日本連絡会議、岩国・労働者反戦交流集会実行委員会の共催で開催された。
 はじめに、主催者あいさつにアジア共同行動日本連絡会議共同代表の瀧川順郎さんが立った。瀧川さんは、米軍と自衛隊の一体化が強化され、実質的な改憲が進行していることを暴露した。コロナ禍のもとで大衆運動を進めることが困難な状況であるが、国際連帯と団結を作り出しながら、反戦・反基地運動を推進しようと訴えた。
 つづいて基調報告を司会が提起した。基調では、「中国包囲網のための米軍・自衛隊基地強化―日米軍事一体化反対! アジア民衆と連帯し、日米軍事同盟の強化と闘おう! 岩国から東アジアの平和をつくりだす」と題して、中国包囲網の形成を目指して、日米軍事同盟が強化されるなか、岩国基地がハブ基地(中軸基地)として、米兵の受け入れ、米軍機の訓練・補給・整備が行われている実態が暴露された。そして、沖縄・辺野古、京丹後、佐世保、宮古と全国で闘われる反戦・反基地運動と繋がり、韓国、フィリピンの闘う労働者民衆との国際連帯を強めようと力強く提起し、会場の参加者が拍手で応えた。
 海外メッセージでは、滞日フィリピン人団体ミグランテジャパンが発言。戦争と軍国主義、レイシスト(人種差別主義)に反対する岩国の闘いに連帯を表明し、米帝を打倒しようと訴えた。
 韓国からは、THAAD撤回ソソン里総合状況室からのビデオメッセージが上映された。
 つづいて、佐世保、宮古からの発言だ。
 佐世保からはリムピース編集委員の篠崎正人さんが発言した。篠崎さんは、佐世保の港には、米軍艦船だけでなく、「国連軍」という名目で、フランスやドイツ、イギリス、オーストラリアの軍艦が寄港していることをスライドで明らかにした。とりわけ兵員の輸送、武器・弾薬、燃料補給、メンテナンスを担う兵站船が集積していることが明らかにされた。
 宮古からは、リモート参加で、ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会の清水早子さんが発言した。宮古島での自衛隊のミサイル配備反対行動・弾薬搬入阻止行動の闘いのビデオ映像を映しながら、ミサイル配備は住民にとっては、攻撃の標的にされてしまうことを明らかにし、撤去を掲げて闘い続ける決意を表明した。
 それぞれの発言に対する質疑では、会場の参加者から活発な質問意見が出された。
 休憩をはさんで、岩国からの報告だ。
 リムピース共同代表の田村順玄さんが発言に立った。田村さんは、岩国では、F35が日常的に飛行し、周辺住民が米軍機の爆音にさらされている被害の実態と、米軍の強襲揚陸艦が岩国基地に寄港している事実を明らかにして、軍事空港であり、軍港であると弾劾した。
 戸村さんは、F35Bやホーネット、ラプター、オスプレイなど様々な米軍機が岩国基地に飛来している実態を報告した。タッチアンドゴーをF35が行っていることを明らかにした。
 沖縄からの報告では、辺野古カヌー隊の金治明(キムチミョン)さんが発言した。沖縄・辺野古での闘いを報告し、沖縄―岩国の闘いを繋げていく決意を明らかにした。
 連帯発言では、岩国・労働者反戦交流集会実行委から、関生弾圧と闘い、労働者は反戦を闘うという発言がなされた。
 AWCユースからは、三月から六月にかけて入管法に反対するデモ行進や裁判傍聴を取り組んだ報告がなされ、反戦の闘いを取り組む決意が表明された。
 若狭の原発を考える会からは、木原壯林さんの「軍事基地、原発の全廃を共に闘い取ろう!」というメッセージが代読され、会場の参加者が「老朽原発このまま廃炉!」「汚染水を海に流すな!」のプラカードを一斉に掲げるパフォーマンスが行われた。
 つぎに京丹後からの報告に、米軍基地建設を憂う宇川有志の会、京丹後市議会議員の永井友昭さんが発言した。永井さんは、六月から七月にかけての大規模な日米共同軍事演習「オリエント・シールド21」において経ヶ岬が演習の中心に据えられて共同迎撃訓練が強行されたことを明らかにした。地域の生活・安全を守ることは、反戦・反基地運動だということを強調した。
 集会の最後に、実行委からまとめと明日のフィールドワーク、愛宕山見守りの集い、屋外集会と岩国基地正門に向けたデモの案内が提起され、盛況のうちに集会は締めくくられた。

 


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