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    ■11・28 東京
  日米安保粉砕 琉球弧の軍事要塞化阻止
  反戦闘争実が集会・デモ

  一一月二八日午後、「日米安保粉砕! 琉球弧の軍事要塞化阻止! 11・28反戦改憲阻止集会・デモ」が取り組まれた。主催は「有事立法―改憲阻止 反帝国際連帯 反戦闘争実行委員会」(反戦闘争実)。
 午後一時三〇分から、初台区民会館で屋内集会が開かれ、沖縄ドローンプロジェクトの奥間政則さんの「ドローンで捉えた琉球弧の軍事要塞化の現状」と題する一時間の講演が行われた。
 奥間さんは、二〇一五年から辺野古新基地建設に反対する闘いを開始したきっかけから話をはじめた。これまで、辺野古の浜からドローンを飛ばし、濁り水流出をはじめ新基地建設での数々の不正工事の実態を暴き出し、決定的証拠写真や動画を防衛省に突き付けて徹底追及してきた。奥間さんは、これら独自の闘いを画像を駆使しながら説明していった。奥間さんはまた、辺野古以外でも、宮古島、与那国島、馬毛島など琉球弧で急速に進められている自衛隊基地建設強行をドローンで空撮し、環境破壊や不正工事の実態などを暴き出している。
 奥間さんは、生業である土木建設技術者の立場から、辺野古新基地は、地盤沈下が不断に発生し、震度一~三程度で護岸が崩壊する可能性があり、絶対に完成は不可能だと語った。
 奥間さんの講演は、政府による民意を無視した問答無用の国策への怒りと、権力弾圧にひるむことなく闘い続ける決意が漲るものであった。
 次に、種子島前西之表市議の和田香穂里さんから、「馬毛島・自衛隊基地反対闘争の現状」と題したZoomを使った報告を受けた。馬毛島は、二〇一一年の日米安全保障協議委員会(2+2)で、自衛隊施設設置と米軍の陸上空母離着陸訓練(FCLP)の恒久的施設とされた。一九年に地権者から政府防衛省が一六〇億円で買収したことで建設強行が加速し、すでに環境アセスメントや、基地建設のための生コンプラント建設などが住民の反対の声を無視して強行されている。和田さんは、これまでの闘いの経過と反対運動の現状を中心に報告した。
 つづいて、アジア共同行動(AWC)首都圏が、「在日米軍岩国基地反対運動の現状」について報告した。AWCは、岩国基地強化の現状や、これに対して反対運動を粘り強く継続している住民の闘いや、一一月二〇日から二一日にかけて取り組まれた2021岩国行動について報告をした。講演と各報告の後には、質疑応答が活発に行われた。
 その後、「破防法・組対法に反対する共同行動」と「ピリカ全国実・関東グループ」からの連帯アピールが行われた。
 主催団体の決意表明では、派兵反対実と労活評が、改憲攻撃と戦争体制構築をすすめる岸田政権と対決すること、日米安保粉砕、琉球弧の軍事要塞化阻止をかかげて闘い抜くことを表明した。
 集会決議(案)が読み上げられ、参加者全員の拍手をもって採択された後、司会者から行動提起が行われ、集会は終了した。
 その後、参加者は、「日米安保粉砕!」「改憲を阻止するぞ!」「琉球弧の軍事要塞化阻止!」とシュプレヒコールをあげつつ、新宿中央公園までのデモ行進を行った。


 


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