共産主義者同盟(統一委員会)






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■1・1 大阪
  
労働組合つぶしの大弾圧を許さない
 2022年元旦行動に400名結集



 
二〇二二年の反弾圧闘争は元旦行動で始まった。二〇一八年七月、関西生コン支部への弾圧が開始された後、二〇一九年元旦行動から数えて四回目の元旦行動は年を追うごとに参加者が増えて、今年は約四〇〇名の参加となった。
 ヘイト集団、大阪広域協組理事、警察、検察、司法一体となった労働組合つぶしに対する怒りの声、民主主義破壊への危機感がますます拡大していることの表れだ。
 昨年七月一三日、大阪地裁判決では武建一前委員長に一部無罪判決が出された。この「一部無罪」は関生支部を「反社会的勢力」とみなしてストライキやコンプライアンス活動をはじめとするあらゆる労働組合活動を〝嫌がらせ、恐喝、脅迫、威力業務妨害〟として事件化した構図そのものが崩れ始めた瞬間であった。一二月一三日、大阪高裁の「加茂生コン事件」での一審判決棄却の決定は、子どもの通う保育所に提出すべき就労証明書の発行を求めたことが強要未遂、組合を嫌悪しての偽装廃業が疑われたために組合員が監視行動を行っていたことが脅迫などと一審で有罪にされたことが、高裁でくつがえり、正当な組合活動との判断をされた。さらに昨年二月四日に大阪高裁で勝訴した「白バス弾圧事件」(二〇一四年の米軍Xバンドレーダー基地反対集会にバスで参加した事を白バス営業とでっちあげ、当日大会のために集会に参加していなかった関西生コンの事務所に家宅捜索を行った事件の損害賠償裁判)で、大阪府警が上告していたものが一二月二四には最高裁で不受理となり、「一時的な運送で料金を受領しても違反ではない」との判決が確定した。他にも労働委員会や民事での関生支部の勝利が積み上げられている。
 こうした勝利の積み上げを受けて、二〇二二年の元旦行動は大阪府警前に結集した労働者市民が「大阪府警は謝罪しろ!」「法律を守れ!」「憲法を守れ!」などのシュプレヒコールを高々と上げた。
 大阪実行委の参加団体、京滋・兵庫・東海など他府県からの参加者の発言、議員の発言、米軍Xバンドレーダー基地反対や反原発、部落解放運動など多彩な市民団体からの発言が相次ぎ、約二時間の元旦行動は熱気あふれる中で貫徹された。裁判闘争勝利とともに、この弾圧による労働運動への大きな損害を取り戻し、さらに倍する闘いの拡大と強化を闘い取ろう!

 


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