共産主義者同盟(統一委員会)






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  1・9 三里塚
 反対同盟、新年デモ&団結旗開き
 強制執行阻止! 農地守り抜く決意固める
  

 一月九日、三里塚芝山連合空港反対同盟の二〇二二年第一波の闘いとして、新年デモ&団結旗開きが闘われた。
 反対同盟を先頭に、全国から一三〇名の労働者人民が結集し、成田空港会社の強制執行を断固として阻止し、市東さんの農地を守り抜き、第3滑走路建設阻止、空港廃港、日帝―岸田政権打倒の声を高らかにあげた。

●強制執行阻止掲げ新年デモ
 
正午、東峰神社に結集し、反対同盟が毎年恒例の神社のしめ縄の交換を行なった。そして、市東さんの南台の畑に移動。新年デモに向けた打ち合わせが行われた。
 晴天のもと、はじめに、萩原富夫さんが、ジェット機の離発着の騒音・振動が日常生活に影響があることなどを話された。
 決戦本部長の太郎良陽一さんが、「昨年、強制執行を阻止し、市東さんの農地を守り抜き、勝利した。二〇二二年も三里塚闘争勝利に向けてがんばろう!」と訴え、シュプレヒコールをあげて、デモ行進に打って出た。東峰の開拓組合道路までのデモ行進を貫徹した。

●二二年闘い抜く団結旗開き
 市東さん宅の中庭に集まり、団結旗開きが開始された。
 婦人行動隊の宮本麻子さんの司会で、はじめに事務局員の伊藤信晴さんが主催者あいさつに立った。伊藤さんは、芝山町による、集会場貸し出し拒否の弾圧を打ち破った報告を行い、「戦争情勢にあるなかで、沖縄や福島などの闘いとともに、三里塚の農地決戦を闘わなくてはならない。戦争のために市東さんの農地を奪われてはならない。反戦闘争の爆発を通して、なんとしても市東さんの農地を守り抜く決意を打ち固めている。本年もよろしくお願いします」と力強いあいさつを行った。
 つづいて、「闘争宣言二〇二二」を萩原富夫さんが読み上げ、参加者全員の拍手で確認された。
 連帯発言では、動労千葉、関西実行委員会が発言。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部の西山直洋さんが発言に立った。西山さんは、「市東さんの農地を強制執行させない実力闘争が権力に対する闘いの防御であり、守り抜いている証しだと考えている。今の政治自身がおかしな状況になってきている。これを普通の基準のように見せる、ごまかしの社会が作られている。労働組合として当たり前のストライキを打つ闘いを広めていく時期に入っている。Xバンドレーダー基地反対集会における白バス弾圧の国賠闘争で、大阪高裁において見事に逆転勝利をかちとった。大阪府警は上告したが、最高裁が上告不受理を出したので、大阪高裁の判決が確定した。今年の元旦闘争も四〇〇人の仲間が結集し、府警本部前での闘いを闘い抜いた」と、不屈に闘い抜き、勝利をかちとった報告をした。
 反対同盟顧問弁護団の発言では、葉山弁護士、一ノ瀬弁護士それぞれから、市東さんの農地を守り抜き、強制執行を阻止してきた勝利の確信を明らかにし、一月一九日の新やぐら裁判控訴審への結集を訴えた。
 市東孝雄さんが発言に立つと、大きな拍手がまきおこった。市東さんは、昨年の最高裁の不当判決に関して、「国策裁判では負けるのは当たり前と思っている。結果はどうあれ、闘いを全国につなげていきたい。これからも、福島、沖縄、三里塚を一つの闘いとして闘っていきたい。農民にとって土地は命です。裁判闘争もありますが、地元での闘いなくして闘争は全国に広がりません。今年も精一杯闘います」と決意を表明した。
 司会より、沖縄からメッセージが寄せられていることが紹介された。
 結集した各団体の連帯発言で、二期阻止全国共闘の仲間が発言した。「反対同盟の二〇二二年闘争宣言を受け、二期阻止全国共闘は、市東さんの農地を守り抜く、強制執行実力阻止、空港廃港の三里塚闘争を闘い抜く」という決意を明らかにした。さらに、「沖縄の辺野古新基地建設阻止の闘いに結合していく。今年は、沖縄の反革命的統合五〇年になります。沖縄―「本土」を貫く、反戦・反基地闘争を闘い抜く」と決意表明した。
 共闘団体の発言で、共産主義者同盟(統一委員会)の同志が発言に立った。「市東さんの農地を守り抜き、第3滑走路建設を阻止していく」と農地死守・実力闘争の決意を明らかにした。そして、「帝国主義が分断と対立、排外主義を煽り立てることに対して、プロレタリア国際主義に貫かれた反戦闘争、軍事同盟に反対する闘いを貫く。沖縄反革命的統合五〇年にあたる本年、沖縄解放闘争をいかに闘い抜いていくかが問われている。沖縄人民は、軍事要塞化される琉球弧に対して、政府に対する反対を訴えている。沖縄の島々の闘いに結びついて、沖縄解放闘争を闘い抜いていく。三里塚と結びついた沖縄解放闘争を推進していく。3・27芝山現地闘争に決起する」と二〇二二年の闘う決意を明らかにした。
 決戦本部からの訴えでは、決戦本部を支える仲間が並び立ち、強制執行実力阻止態勢を堅持して闘い抜くという決意表明を行った。
 最後に、行動提起、団結ガンバローの音頭を太郎良さんが行い、盛況のなかで団結旗開きは締めくくられた。

 


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