共産主義者同盟(統一委員会)






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    ■2・6 東京 
  「日の丸・君が代」強制を許すな
  都教委包囲ネットが総決起集会


 二月六日、都教委包囲ネット主催で「改憲の情勢下での教育の国家支配と闘おう! 2・6総決起集会」が飯田橋の東京しごとセンターで開催された。
 この集会は包囲ネットが毎年三月から四月にかけての卒・入学式攻防を見据えて開催してきた集会である。本年は改憲情勢を迎え、あらためて反「日の丸・君が代」闘争をいかに闘うかというテーマで設定された。
 集会は主催者挨拶で開始された。包囲ネットを代表して元多摩教組委員長は「改憲を迎える時代において、あらためて『日の丸・君が代』強制との闘いの意義が問われています」と集会の趣旨を説明した。
 続いて琉球大学名誉教授の高嶋伸欣さんから「戦争に向かう時代と教育現場での闘い」と題するテーマの講演がなされた。高嶋さんは「われわれは教育への不当な政治介入を押し返している」という立場から、文部大臣が教科書検定で政府見解を押し付けようとした発行者の闘いを紹介した。そして改憲機運を終わらせるためにも、「若者たちに権利獲得や反基地運動の成功体験を伝え、運動のバトンタッチをめざす」ことを訴えた。
 次いで、大阪から元府立高校の教員から報告がなされた。この元教員は卒業式で「君が代」不起立したことを理由に定年退職後の再任用を拒否されていた。その損害賠償を求める裁判で昨年末、大阪高裁は府教委の選考を違法とする判決を出した。この闘いが報告された。
 また東京から「君が代」裁判の報告がなされた。現場からは多摩教組委員長による「GIGAスクール構想がもたらす教育現場の混乱」と題する報告書が提起された。コロナ感染拡大のなかで「GIGAスクール」と呼ばれるオンライン授業が広まっている。しかし、このオンライン授業は文科省や教育現場からの要請ではなく、政府・財界・経産省からの要望である。そしてオンライン授業によって、教育現場では確実に教育格差が広まっている実態が報告された。
 さらに反オリンピック運動の報告と改憲反対運動の報告がなされた。最後に行動提起があり、「改憲反対の闘いと一体のものとして反『日の丸・君が代』を闘おう!」という集会決議が採択された。
 「日の丸・君が代」強制を許すな! 闘う教職員とともに改憲反対に立ち上がろう!



 


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