共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■3・11 福岡
  「原発ゼロ!」掲げ150人結集
 
九電本店に申し入れ




  福岡市で「原発ゼロ!! 3・11福岡集会」が、福岡市中央区警固公園で、脱原発・脱炭素をもとめる二〇団体による実行委員会で開催され、一五〇人が集った。
 最初に主催者挨拶がおこなわれた。3・11災害から一一年経ったが、原子力災害対策緊急事態宣言適用は解除されず原発は危険な状態にある。福島県の住民三万八〇〇〇人が今も避難をつづけている。人口は二一万人も減少した。自殺者は一一九人、子どもたちの甲状腺がん検査では約三〇〇人が診断され、二〇〇人以上が摘出手術を受けている。通常甲状腺がんの発生は一〇〇万人に一人の確率なのが福島では三八万人に二六六人だ。事故の影響で甲状腺がんになったとして、事故当時子供で福島県に住んでいた六人が、東京電力に賠償を求める裁判を今年一月に提訴した。原発事故との因果関係を問う裁判だ。原発再稼動を推進する国と東電は反省し責任をとるべきだと述べた。
 つづいて特別アピールとして、三人が発言した。
 「原発なくす蔵」という原発の問題を集めたサイトを立ち上げた方が発言し、「ロシア軍がウクライナのサボリージャ原発とチェルノブイリ原発を占拠したことは、本当に恐ろしい。原発があれば攻撃されるのだから、世界中の原発なくすこと、戦争をしない外交努力をすることが必要だ」と述べた。
 次に福島原発事故直後に福岡に避難した「ママは原発いりません! 福岡」の発起人の方が、東京に住んでいたが、三月一五日に福島原発四号機の建屋が爆発した時にもう駄目だと思って、娘を保育園から連れ出して新幹線で博多に避難したと、当時の不安だった状況を涙ながらに語った。
 三人目は、フライデイズフォーフューチャーの若者が、気候危機の原因が大量生産、大量消費にあり、フェアトレード商品を買ったり、お肉を大量に食べないとか、身近なことから取り組んで関心を持ち、地球を守っていきましょうと訴えた。
 最後に反原発団体、さよなら玄海原発の会・久留米、原発知っちょる会、来んしゃい金曜! 脱原発が、報告・発言した。集会宣言に続き、ウクライナで原発が攻撃される危険な事態にある中で、全世界から原発と核兵器のない社会を求める緊急決議を採択した。
 集会後は、お昼の時間帯に天神一周デモに出発し、思い思いのプラカード、横断幕を広げ、原発はいらない! 福島原発事故を忘れないぞ! とシュプレヒコールを上げ市民に訴えていった。
 そして九電本店前に移動した七〇人は、マイクアピール行動と九電会議室で申し入れ行動を行った。原発再稼動と老朽原発の稼働延長をやめ、稼働中の原発をすべて停止し、新増設を行わないように申し入れた。

 


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