共産主義者同盟(統一委員会)






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  ■3・25 大阪総行動
  労働者の団結と実力で
 雇用・生活賃金を闘い取ろう




 中小零細・非正規雇用労働者を置き去りに、大企業労組が「企業業績の分け前」春闘に興じる中、労働者の団結と実力で雇用・生活賃金を闘い取ろうと、3・25大阪総行動がおこなわれた。約一〇〇名が結集し、争議支援・連帯行動をくり広げた。
 冒頭は、結成以来、組合つぶし攻撃と闘ってきたケアワーカーズユニオン(福祉・介護・医療労働者組合)山紀会支部の山紀会本部への抗議申し入れ行動だ。大阪府労働委員会による度々の不当労働行為認定を無視し、組合敵視を続けてきた山紀会は、二〇二〇年、医師会への申入れ行動を〝名誉毀損である〟として行動に加わった三名の組合員に三三〇万円の損害賠償訴訟をおこなった。二〇二二年二月、大阪府労働委員会は、これを活発な組合員を狙い撃ちにした組合への支配介入であると認定。総行動は、損害賠償訴訟の取り下げ、理事長の団交出席、誠実・健全な労使交渉を求めて、山紀会本部を取り囲み、申し入れを行った。
 次は、サンケン電気大阪支社抗議行動だ。大阪ではおおさかユニオンネットワークと韓国サンケン電気労組を支援する大阪市民の会が、連携しながら大阪支社への抗議行動をおこなっている。この日は総行動での申し入れを行った。「和田会長、高橋社長は逃げるな!」「廃業を撤回し韓国サンケン電気労組の交渉に応じろ!」のコールの中、代表団が大阪支社への申入れをおこなった。
 午後からは、大阪市役所への申入れである。おおさかユニオンネットワークは、「安心できる介護を! 懇談会」とともに、大阪市福祉課に今年で六回目となる申し入れをおこなった。また、なかまユニオンとともに、労働者の団結権を否定する条例を撤回するよう申し入れた。
 その後、代表団が大阪労働局に対し、全国一律最低賃金と一五〇〇円へのアップを申し入れた。
 全国一般東京南部の要請を受け、阿波座にあるサン・フレール社への「雇止め撤回! 不当労働行為するな!」の申し入れをおこなった。東京南部の中島委員長を先頭に、代表団が社長に会わせろと詰め寄った。「社長はいない。敷地に入るな」とだけくり返す社員に、総行動全体が取り囲み、「組合つぶしやめろ」「雇い止め撤回しろ」と訴えた。
 大阪府教育委員会には、おおさかユニオンネットワーク、大阪全労協とともに、大阪教育合同労組が、講師の雇用をめぐる団体交渉をおこなうよう申し入れを行った。府教委は「任用職員のため規則により交渉はできない」とくり返すばかり。教育合同労組は混合組合のため交渉権はあると、長年働いている講師の雇用安定に責任を取れと詰め寄った。
 最後は、伊丹にある東リ本社への抗議申し入れである。昨年一一月、大阪地裁は、長きにわたって違法派遣・偽装請負で働かされ、直接雇用を申し込んだとたん解雇された五名の労働者に対し、東リは雇用関係にあるとする画期的な判決をおこなった。この根拠となった労働者派遣法四〇条六は、施行後初めての適用である。東リは最高裁に上告したが、「悪あがきをやめて五名を職場に帰せ!」と申入れをおこなった。

 


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