|
■3・27 京都 22春闘勝利! 京都総決起集会 「22春闘勝利! 京都総決起集会」が三月二七日、ウィングス京都で開催された。ユニオンネットワーク・京都が主催し、傘下の各組合などから約四〇名の参加があった。 集会の前半では、塩見卓也弁護士の「非正規雇用労働者への差別を許さない闘い方」と題する講演が行なわれた。パートタイマーや有期雇用労働者の権利を保障する法的根拠がなかった頃からの非正規雇用労働者への差別を許さない闘い(裁判)を紹介した。少しずつではあるが、労働者に有利な判決が勝ち取られてきた。二度のパート法改正(二〇〇七年、一四年)や労働契約法改正(一二年)を経て「パート・有期労働法」ができ(一八年)、「基本給や賞与などについて差別的取り扱いをしてはならない」という一文が入った。それをふまえて判例も積み上げられ、会社との交渉でも有利に使うことができる、と話した。「労働組合の団体交渉や争議においてもこうした法令を活用してほしい」と講演を締めくくった。 集会の後半は、アピールと争議報告。「JAL争議団」から一〇年以上にわたる解雇撤回闘争の報告。「若狭の原発を考える会」から老朽原発の再稼動を許さず廃炉にしようという訴えと、五月二九日に開催される大集会の呼び掛け。「米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会」から京丹後現地の現状の報告。「連帯労組ゼネラル支部」から、採用から四年九カ月で雇い止めにされようとしているAさん支援の訴え。そして「アジア共同行動・京都」からロシアのウクライナ侵略弾劾などを掲げた四月二日の反戦デモの呼び掛けなどが行われた。 続いて、このユニオンネットワーク・京都の三つの労組からの春闘報告と決意表明がなされた。 集会の後、多くの観光客などでにぎわう繁華街を「最低賃金を一五〇〇円にしよう」「バイトやパートを差別するな」などとコールしてデモ。解散地点の京都市役所前では連帯労組関生支部京津ブロックから、「関生支部への弾圧はまだ終わっていない。公判への傍聴闘争や裁判所へのアピール行動、抗議集会などをともに闘おう」という力強いアピールを受けて、この日の行動を終了した。 |
Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.