共産主義者同盟(統一委員会)






■政治主張

■各地の闘争

■海外情報

■声明・論評

■主要論文

■綱領・規約

■ENGLISH

■リンク

 

□ホームへ

   
  ■5・1 京都地域メーデー
  
最賃1500円、反戦を掲げ140名が京都市内をデモ
 


 京都では、五月一日午前一〇時から、円山屋外音楽堂で「働く者の団結で生活と権利、平和と民主主義を守ろう! 第三二回京都地域メーデー」が開催された。主催は、中小企業の労組や地域ユニオン、反戦・反基地や反原発を闘う市民団体などで組織する同実行委員会。
 一四〇名が結集した今年のメーデー集会は、降り続く雨を避け、音楽堂の舞台の上に全員が集合しての集会となった。
 五人の来賓挨拶、国内外からの三通の連帯メッセージの代読に続いて、実行委に参加する一二の労組や市民団体が、それぞれの立場から春闘報告、米軍基地や原発の再稼動、労組弾圧に反対する闘いなどについて発言した。
 続いて、「差別・排外主義を克服、世界の労働者人民と連帯し『あらゆる戦争に反対』『軍備拡張反対』の声をあげていかなければならない。日本は世界第三位の経済大国といわれながら、実質賃金は低下している。多くの労働者・労働組合・民衆を結集し最低賃金一五〇〇円、消費税廃止、の声をあげていこう」というメーデー宣言を採択した。集会の最後に、シュプレヒコール、インターナショナルを斉唱して集会は終了、観光客などでにぎわう繁華街を、京都市役所までデモ行進した。
 ロシアのウクライナ侵略開始から二カ月あまりが経ち、アメリカをはじめとするNATOはウクライナに武器供与など巨額の軍事支援を行なっている。日本政府はこの機に乗じて軍事費の倍増や憲法改悪を進めようとしている。一方で、長引くコロナ禍も影響して格差と貧困がますます拡大していく中での今年のメーデーは、参加者全体であらゆる戦争に反対し、労働者の生活と権利を守るために労働組合の闘いの強化が必要だと、あらためて確認するものとなった。

 


Copyright (C) 2006, Japan Communist League, All Rights Reserved.