共産主義者同盟（統一委員会）

　
　　■５・22　京都
　日米首脳会談とクアッド会合に抗議のデモ

　バイデンの初来日と日米首脳会談―クアッド首脳会合に対して、五月二二日、京都市内でも抗議のデモ行進が行われた。
　デモ出発前のリレーアピールでは呼びかけ団体である米軍Ｘバンドレーダー基地反対・京都連絡会の方が司会を務め、日米軍事同盟の強化と敵基地攻撃能力保有など日本の戦争体制づくりの推進、防衛費倍増などが狙われる中、ロシアのウクライナ侵攻に反対すると同時に、日米政府による東アジアでの戦争策動に断固として対決していこうと呼びかけた。
　その後、デモに賛同を寄せた労働者共闘、「ＮＯ　ＢＡＳＥ！沖縄とつながる京都の会」、ＺＥＮＫО京都、ＡＷＣユース、若狭の原発を考える会などのメンバーが、それぞれの立場からアピールした。
　この日の行動は、警察の過剰な警備態勢に直面した。また、大音量をはりあげての街宣右翼の妨害もあった。しかし、それらはかえって沿道の人々のデモへ注目や関心を集めることに結果した。デモ隊に手を振ったり、何の目的のデモなのかを尋ね、デモ参加者が説明すると、「がんばってください」といった反応が返ってくることも複数あった。
　今回の米韓・日米首脳会談とクアッド首脳会合は、東アジアの軍事緊張を一挙に高めようとしている。排外主義に抗し、いまこそ反戦・反安保闘争の前進を切り拓こう。