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  ■6・26 AWC首都圏集会
 
ウクライナ反戦、改憲阻止、国際連帯を
 鮮明にする講演と報告、討論



 六月二六日、東京・中央区新富区民館において「6・26国際反戦集会」がアジア共同行動(AWC)首都圏の主催で開催された。アジア共同行動日本連が呼びかける六月アジア共同行動の一環として首都圏での集会がもたれた。
 集会は「ウクライナ戦争の即時停戦、ロシア軍の撤退を掲げて本日の集会を開始していきます」という司会のあいさつで始まった。
 集会の前半では、国内外で闘う団体・人士の連帯あいさつが行われた。
 日韓民衆連帯委員会の尾澤孝司さんが発言に立った。一年前、韓国サンケン労組支援を取り組んできた尾澤さん自身を狙い撃ちにしたデッチ上げ不当逮捕直後に、AWC日本連からの依頼に応えて獄中からメッセージを寄せたことを振り返り、今回はAWC集会に参加して発言していることに熱い連帯を感じると語った。
 そして、六月二六日現在、韓国サンケン労組は、サンケン電気とLGの合弁企業で技術開発会社「アドバンスド・パワーデバイス・テクノロジーズ(APTC)」に立てこもり、サンケン電気との話し合いを求める無期限ハンストに決起していることを報告。韓国サンケン労組への支援を訴えた。
 つづいて、沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの大仲尊さんが発言に立った。大仲さんは、辺野古新基地建設の埋立てに、沖縄戦の遺骨の混じった土砂を使おうとしていることに対して、沖縄「県」が業者と和解しようとしていることを批判。遺族の声を全く聞いていないと断じた。そして、辺野古新基地建設工事を止めるまで闘う決意を明らかにした。
 海外からは、AWC韓国委員会のホ・ヨングさんの「韓国新政権による日米韓三角軍事同盟の強化」と題したビデオメッセージが上映された。
 台湾労働人権協会の方はオンラインで「台湾から見た『台湾有事』『中国脅威』論の危険性」と題したアピールを行った。
 休憩をはさんで、集会後半では講演が行われた。
 纐纈厚さん(明治大学国際武器移転史研究所客員研究員)による「ロシア・ウクライナ戦争の真相を剥ぐ/アメリカの『単独覇権』を狙うバイデンの戦争」と題した講演だ。
 纐纈さんは、今回のロシアのウクライナ侵略はロシア・プーチン大統領に責任があることを最初に明らかにした。そのうえで、NATOの東方拡大=ロシア封じ込め政策が背景にあったことを確認していった。そして、アメリカはウクライナへの軍事支援だけでなく、軍事顧問団を派遣し、ゼレンスキー大統領はアメリカの軍事顧問団が作ったシナリオで発言していることなどから、バイデンの戦争であると言っていいと断言した。そして、アジア共同行動の反戦、反基地、国際連帯運動が、ますます重要になってきますと講演を結んだ。
 講演後の、質疑応答では、会場の参加者から活発に意見・質疑が出された。
 集会のまとめの発言をアジア共同行動顧問の鴨居守さんが行った。鴨居さんは、ウクライナ戦争を契機にして、アジアにおいては、中国、朝鮮民主主義人民共和国への敵視・排外主義が強まっていることを強く確認した。アジアでの緊張の高まりのなかで、AWC運動は、ウクライナ反戦―即時停戦、韓国サンケン労組支援、辺野古新基地建設阻止、琉球弧への自衛隊配備反対、改憲阻止、国際連帯を掲げて、運動を進めて行こうと訴えた。参加者全員の拍手で確認し、集会は締めくくられた。

 


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