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  ■8・10 美浜 
  トラブル続きの老朽原発は廃炉へ

  
美浜現地で再稼働抗議緊急行動
  



 「老朽原発うごかすな!実行委員会」は八月一〇日、四〇年超えの老朽原発である美浜原発三号機の再稼働策動に反対する現地緊急行動を組織した。これは、約三〇〇人が結集した七月二四日の美浜町での現地全国集会を引き継ぐ闘いだった。
 関西電力は、元々は今秋予定だった再稼働日程を前倒しして、この日に美浜三号機を再稼働させようとしていた。しかし、それに先立つ八月一日、放射性物質を含む大量の水漏れ事故が発生し、関電は美浜三号機の再稼働の遅延を余儀なくされた。一〇日の時点では、まだ新たな再稼働日程が発表できない状況であった。そのような深刻な事態だったということである。
 こうした中で、「老朽原発うごかすな!実行委員会」は、四〇年超え老朽原発・美浜原発三号機の再稼働策動に対する断固とした闘いを貫徹した。美浜原発に向けたデモ行進後、関電原子力事業所本部前の抗議行動で、若狭・小浜町の中嶌哲演さんは、過去の関電所有原発の事故事例に触れながら、これは「過酷事故の前兆」だと警鐘を鳴らした。その後の美浜町内デモでは、玄関先に出てデモ隊列に手を振る住民の姿もあった。
 美浜原発三号機は昨年六月の再稼働後、わずか三カ月の運転期間中に二度のトラブルを起こしている。関電所有の高浜、大飯の原発も再稼働後に事故を起こした。その上に、八月一日の美浜三号機の事故である。それが大惨事へと至る前に四〇年超え老朽原発―全原発の廃炉を勝ち取っていかなくてはならない。そのための闘いをさらにおし広げよう。


 


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