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■9・4 京都 入管法改悪反対を掲げデモ 全国一斉行動の一環 昨年、多くの人々が反対の声を上げて阻止した入管法改悪が再び策動されるなか、九月四日に仙台、東京、名古屋、京都、大阪、高知などで入管法改悪に反対する行動が同時に取り組まれました。その一環として京都では、AWCユース(アジア共同行動関西青年部)の主催で、『外国人の権利を闘いとろう!入管法改悪反対デモ 9・4全国一斉行動in京都』が行われました。 昨年に比べて入管関係の報道が減少し、以前の入管法改悪反対のデモに比べての参加者の大幅な減少が懸念されましたが、参加者の数は四〇人を超え、予想以上の盛況でした。 出発前アピールでは、司会者より、非正規滞在者や難民申請者の強制送還をより強硬に進めるための入管法改悪の策動への怒りと危機感が力強く語られ、反対の声を上げていく重要性が訴えられました。続いて、労働運動の現場からのアピールが行われ、技能実習生制度に見られる日本の排外主義と結びついた外国人労働者の搾取の問題を訴えました。 反原発運動からのアピールで、原発の新規建設や再稼動へと向けた岸田政権の動きや3・11以後の被曝隠し・被曝強制を問い、この国における人々の生命や権利を無視した政治のあり方を指弾しました。最後に、生活保護費引き下げに反対する生存権デモからの発言があり、最低限の水準の生活すら認めないこの国の福祉の貧しさと入管問題にも共通する人権の無視を弾劾しました。 デモの際には入管体制のほか、日本の植民地支配の歴史や韓国・朝鮮への経済制裁を問う内容の横断幕が参加者により沿道へ向けて拡げられました。この国の排外主義が単に入管体制のみならず、日本帝国主義の支配により引き起こされていることが強く街頭に印象付けられました。 |
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