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■12・11 三里塚 現地闘争&団結芋煮会 二二〇名が強制執行阻止の決意固める 一二月一一日午後、三里塚芝山連合空港反対同盟呼びかけの現地闘争&団結芋煮会が二二〇名の参加で取り組まれた。 参加者は一二時過ぎに市東さんの南台の畑に集合し、全体でシュプレヒコールをあげた後、市東さん宅近くの開拓組合道路までデモ行進し、強制執行実力阻止を訴えた。 午後一時過ぎからは、市東さん宅中庭において団結芋煮会が開催された。 はじめに、反対同盟事務局・伊藤信晴さんが主催者あいさつを行った。伊藤さんの発言は次のような趣旨であった。市東さんの農地強制執行の攻撃は、防衛費二倍化や安保関連三文書改定など、日本政府の画歴史的な戦争攻撃と一体のものであること、この攻撃に対して、反対同盟は再先頭で実力阻止闘争を闘い抜くと決意表明するというものであった。 市東孝雄さんは、「私にとって農地は命そのものだ。三代一〇〇年にわたって耕しつづけてきたこの農地を取られることは本当に悔しい。皆さんとの団結の力でこれを跳ね返して、これからも前を向いて頑張っていく」と不退転の決意を語った。 動労千葉、関西実行委、関西生コン支部が、それぞれ連帯のあいさつを行った。 その後参加者は、反対同盟事務局の萩原富夫さんがボーカルを担当した「農地は命」という曲の披露をはじめ、バンド「いなのとひら・のとこば」のコンサートを楽しみながら、三里塚の無農薬野菜で作られた豚汁や漬物などのさまざまな料理に舌鼓を打った。 コンサート終了後には、再びアピールが行われた。「市東さんの農地取り上げに反対する会」をはじめ、結集したさまざまな住民・市民団体などが、それぞれの立場から市東さんの農地強制執行を実力阻止する決意の表明や、反戦、反基地、反差別などの闘いの報告、今後の取り組みへの呼びかけが行われていった。 共産同(統一委)の同志が、共闘団体の決意表明を行った。第一に強制執行が切迫し決戦過程に突入する中で、行動隊を先頭に、泊まり込み態勢で強制執行実力阻止闘争を闘い抜くこと、第二に農地法による市東さんの農地取り上げという暴挙に対して、全国から怒りの声が再び沸き起こっており、閣議決定以来六五年の三里塚闘争の歴史をかけ、労働者、学生、市民の全国からの大結集の力で市東さんの農地を実力で守り抜こうと訴えた。 最後に決戦本部からのまとめと行動提起が行われた。泊まり込み参加者全員が前に出たうえで、「決戦本部からの訴え」が読み上げられた。 反対同盟事務局の太郎良陽一さんは、「市東さんの農地を実力で守り抜くために、二四時間の座り込み、泊まり込みの闘いをやっていく。共に明るく元気に闘っていこう」と訴えた。全体での「団結ガンバロー!」の後、反対同盟歌を合唱して会は終了した。 |
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