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■12・11 京丹後 いらんちゃフェスタ2022 米軍Xバンドレーダー基地はいらない! 米軍・防衛局の人身事故隠蔽に抗議 一二月一一日、京丹後市峰山の丹後文化会館で「米軍基地いらんちゃフェスタ二〇二二」が開催された。米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会はバスを仕立てて、京都、滋賀、大阪などの仲間とともに、この京丹後現地での取り組みに参加した。 京丹後の米軍Xバンドレーダー基地をめぐっては、この一一月に発生した米軍関係者が運転する車両による人身事故を、米軍・近畿中部防衛局が「軽微な物損事故」と言い繕って事実を隠蔽するという重大な事件が発生した。また、沖縄を戦場に見立てて実施された日米共同統合演習キーンソード23の一環として、京丹後の米軍基地・自衛隊基地でも「基地警護訓練」と称する合同演習が実施されるなど、京丹後のXバンドレーダー基地が東アジアにおける日米の戦争体制づくりと深く結びついたものであることがあらためてあらわになっている。今年の「いらんちゃフェスタ」はそのような情勢の中で行われた。 京丹後市の中心部にある峰山での集会に先だって、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会は、雨が吹き付ける中、米軍と自衛隊の基地前での抗議行動を行った。「米軍Xバンドレーダー基地を撤去せよ!」、「人身事故の隠蔽糾弾!」、「自衛隊は敵基地攻撃能力を持つな!」などのシュプレヒコールが響いた。基地周辺のフィールドワークも行われ、コロナ禍を挟んで久しぶりに現地を訪れた人からは、強化される基地の変貌ぶりに驚いたという感想も寄せられている。 丹後文化会館での「いらんちゃフェスタ」では、馬奈木厳太郎弁護士が土地利用規制法の危険な内容を講演した。「米軍基地を憂う宇川有志の会」から永井友昭さんが、米軍関係者による人身事故の隠蔽問題を含めて、米軍Xバンドレーダー基地をめぐる状況を報告した。 連帯あいさつの中では、米軍Xバンドレーダー基地反対・京都連絡会および近畿連絡会を代表して、瀧川順朗さんが、米軍・防衛局の住民無視のあり方を転換させること、日米地位協定の抜本改定、全国・アジアの反基地闘争との連帯、岸田政権の戦争政策阻止などを通して、東アジアの軍事緊張を拡大する米軍Xバンドレーダー基地の撤去闘争を前進させることを訴えた。 |
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